役作りのための美ボディ維持など、日頃から過酷なまでに自らを追い込んでいる美人女優たち。商品価値を高めるため、我慢に我慢を重ねているが、そんな中でも常人離れしたストイックさが際立つ「2大・禁欲女優」を比較してみた。
綾瀬はるか(36)と高畑充希(29)。実は両者の周辺に聞き取りをすると、テレビでも見せることのないドン引き必至の「“受け身”素顔」が浮き彫りになったのだ。
現在公開中の映画「奥様は、取り扱い注意」(東宝)で主演を務める綾瀬は、同作のロケにおいて壮絶な女優魂を見せつけている。
映画関係者が語る。
「以前からアクションの演技にこだわりを持っていた綾瀬ですが、今回の映画ではリアリティーを出すために、どのアクションシーンもほぼスタントマンなしで撮影しました。驚きの“ジャッキー・チェン化”を果たしているんです」
16年から18年にかけて放送されたNHKドラマ「精霊の守り人」でダイナミックなアクションを披露して話題となったが、今やさらにスケール感を増していると、映画関係者が続ける。
「今作では事前に徹底的な体幹トレーニングを行って、動ける体を作ってきました。さらにクランクインの半年以上前から武道のプロに指導を仰ぎ、多彩な打撃技をマスターしたんです。ハードなトレーニングにも『体を動かすのが気持ちいい』とノリノリでした」
そんな現場にはガチンコバトルが待ち受けていた。
「作中、彼女とロシア諜報員役の大男によるバトルシーンがあるのですが、この大男を演じる俳優のセルゲイ・ヴラソフは、実際に従軍歴を持つ本物の元軍人です。彼は演技でも手加減することがなく、綾瀬と『本気の殴打』で応酬し合いました。綾瀬にとっては極限のボディ酷使。バトルシーンの収録で、全身に激しい打撃を受けて苦悶の表情を浮かべ、痛みを口にすることも一度や二度ではなかった。収録後は全身がパンパンに腫れ上がり、スタッフにアイシングを受けていました」(映画関係者)
激しい痛みを伴っても、仕上がったバトルシーンの出来栄えに、本人は大満足だったようだ。
「映像をチェックした彼女は抜群のリアリティーを出せたことに狂喜して、満身創痍の体で大男とハイタッチを交わすなど、喜びを爆発させていました。綾瀬史上ナンバーワンのアクションシーンが誕生した瞬間です」(映画関係者)
ドM試練の痛みを悦楽に昇華させるとは、さすがである。