日本ハム・新庄剛志監督が清宮幸太郎内野手にかける期待の高さは、やはりハンパないようだ。
11月20日、新庄監督は2軍本拠地の千葉県・鎌ヶ谷を訪れ、清宮について「そんなに痩せてなくね!?」と言い放った。
遡ること10日前、新庄監督は秋季キャンプ中の沖縄・国頭を訪れた際に清宮をつかまえ「ちょっとデブじゃね?」と減量を支持。その後、18日に自身のインスタを更新し「東スポWeb」掲載の清宮の写真を貼り付け、〈この短期間で想像を超える減量に驚いてます 凄い 髪切って身だしなみも〉と喜びを爆発させていた。が、実際に見るとそこまで変わっていなかったようで、この日は、「痩せたね」としながらも「そうでもなかった。カメラのアングルだったのかと」、今後の4、5キロの減量を期待した。
「新庄監督は減量そのものよりも、辛いダイエットする過程での“自分に勝つ”精神的な強さの重要性を説いていましたね。監督就任の際、球団からは至上命題として清宮を4番に育て上げることが伝えられているとの話もあり、本人への直接の言葉はもちろん、SNSや報道を使い清宮にプレッシャーを与えるとともに、4番に耐えうる人間的な成長を望んでいるのでしょう」(野球ライター)
清宮は“和製ベーブ・ルース”とまで呼ばれ17年のドラフト1位で日本ハムに入団するが、4年目となる今季は1軍昇格ゼロと、いまだにくすぶり続けている状況だ。
「清宮の印象について野球関係者は口を揃えて『性格が良い』『優しい』と評判のようですが、物静かで感情を表に出さず、『ハングリーさが足りない』との指摘も。一方の新庄監督は現役の阪神時代、野村(克也)監督にミーティングの時間を短くするよう直談判をしたり、『何番が打ちたい?』と聞かれ即座に『4番』と答えるなど、良い意味での図々しさと、それにより自身にプレッシャーをかけて伸びるタイプでした。それだけに、現在の清宮には様々な面で物足りなさを感じているのかもしれません」(前出・野球ライター)
来季、生まれ変わった清宮を見ることができるか。