もはや芸能人そっちのけで、バラエティー番組に出ずっぱり。ストーブリーグが本格到来しても、BIGBOSSの存在感は増すばかりだ。とはいえ、表が明るければ明るいほど、裏には闇が広がっているもの。「新庄フィーバー」の真実を知る関係者たちを緊急招集。じっくりと内情を明かしてもらった。
A(スポーツ紙デスク) 今年一番の球界ニュースは、最後の最後で日本ハムの新庄剛志新監督(49)に持っていかれたな。就任会見から1カ月が経過しても“メディアジャック”が続いてる。
B(球界関係者)「しゃべくり007」(日本テレビ系)や「アウト×デラックス」(フジテレビ系)をはじめ、民放局の番組に出まくり。なのに、11月30日のファン感謝デーにはたったの5分しか姿を見せなかった(笑)。
C(ベテラン遊軍記者)「出てみて、短いほうがいいと思ってそう判断した」と囲み取材で本人が語っていたけど、選手とスタッフを交えた予行演習を2回もやっている。明らかに予定通りの演出です。
A 真っ白な高級外車、カウンタックでの登場シーンは鳥肌もの。5分しか顔を見せなくても、かえってその斬新さでファンは大喜びしちゃう。仕掛けは大成功だよ。
D(パ・リーグ関係者) だからか、新庄監督の裁量のままメディア出演を球団も許可しているそうです。
B そうそう、連日、球団の名前が公共の電波に乗るのは日本ハムとしてもおいしいからね。実際の発言は本人の気持ちそのものなんだろうけど、毎度、入念な打ち合わせが行われている。仕掛けの裏には有能なブレーンがいるんだよ。
C いつも一緒にいる近しい関係者ね。大手系列の芸能プロのマネージャーらしい。元妻の大河内志保もいる事務所だよ。
E(民放局ディレクター) マネージメント会社の関係者が野球の現場に出入りするのは珍しいことではありませんが、新庄監督の取り巻きは常に低姿勢で「勉強させてもらってます」と己の領分をわきまえている。うまくやっていますよ。
B と言いつつも、事務所のいちばんの目的は球界ビジネスへの参入だろう。現状、球界に影響力を強めている吉本興業の牙城を崩したい思惑がある。楽天の石井一久監督(48)やヤクルトの高津臣吾監督(53)など、各球団の首脳陣から選手、OBまで多く抱え、「ジャンクSPORTS」(フジ系)にパックで出演させるのは得意技だ。
C すでに新庄監督単体だけで、球界の芸能仕事を根こそぎ奪ってる様相だ。
A:スポーツ紙デスク/B:球界関係者/C:ベテラン遊軍記者/D:パ・リーグ関係者/E:民放局ディレクター