NHKは11月19日、東京・渋谷の同局で、大みそかの「第72回紅白歌合戦」の出場者発表会見を行った。
初出場は俳優で歌手の上白石萌音や、デビュー15周年を迎える男性アイドルグループのKAT─TUN、男性4人組ロックバンドのDISH//、シンガーソングライターの平井大など10組。白組では4年連続で出場中だったHey!Say!JUMPをはじめ、Kis-My-Ft2らの出場がならなかった。また、人気、実力、実績すべてを兼ね備え、十分に参加枠に入れそうなOfficial髭男dismは辞退したとのこと。
そんな中、ストリーミング再生回数4億回を突破した大ヒット曲「ドライフラワー」を持つシンガーソングライターの優里が出場を逃し、紅白の選考基準に疑問の声を上げる若者も多い。
「彼の代表曲『ドライフラワー』はビルボード・ジャパンの総合チャート『HOT 100』にて21年上半期の第1位を獲得。JOYSOUNDの21年カラオケ上半期ランキングでも1位に輝いていますし、若者たちの間では今年の顔とも言えるアーティストです。ただ、紅白のみならず、年末恒例の『第63回 輝く!日本レコード大賞』(TBS系)の優秀作品賞入りも逃しており、ファンは落胆しています」(エンタメ誌ライター)
そんな優里の落選については「出れない原因は素行の悪さ1択だろ」「やっぱり3股の影響がデカいんだろうな」「NHKはスキャンダルとかその辺厳しいからね」と、冷静に分析する声も見受けられている。
「優里は今年2月にハロー!プロジェクト所属のアイドルグループ・Juice=Juiceに当時所属していた高木紗友希との半同棲が報じられるも、すぐに同時進行で2人の女性とも交際していた“3股疑惑”が発覚。既婚者ではないものの、このスキャンダルで高木は責任をとり、グループの脱退およびハロプロでの活動も終了することを発表。3月末には所属事務所との契約も終了しています。一方の優里は騒動を完全にスルーし、高木が活動終了を発表した同じ日に人気音楽番組『ミュージックステーション』(テレビ朝日系)に初登場し、何食わぬ顔でパフォーマンスしていたこともあって、一部のアイドルファンからの印象はすこぶる悪いんです。今年の活躍という点では申し分ないものの、紅白の選考基準には世論の支持という点も含まれますから、それなりにアンチが多いこともあって、今回は外されてしまったのでは?」(前出・エンタメ誌ライター)
とはいえ、この日、発表された出場アーティストは紅組22組、白組21組で、白組だけ1枠足りておらず、同局の一坊寺剛チーフプロデューサーは「ご想像にお任せしつつも、最終的には整った形になるべく設定していく」とコメントしていた。
落選後の反響を考慮して、優里のサプライズ選出もあったりするのか?
(田中康)