テリー こんなことやりたい、という思いは?
みの 僕ね、時々、電話しちゃうの、TBSに。
テリー プロデューサーに?
みの プロデューサーには1回だけですけどね。「うるさいかい?」なんて聞きながらね。「うるさくないですよ」なんて、向こうはいちおう言ってくれますけど。
テリー どんなお話をするんですか。
みの 年末に特定秘密保護法案が出てきた時に、急に辺野古の埋め立ての話が進んで、仲井眞知事が神経痛が出たとかで入院しちゃう。同じ時期に福島に国有地を買った。そこに取り出した燃料棒を埋めますと。これは特定秘密保護法案のテロ対策で引っ掛からないのかなと思ってたら、今度は来年の日本の軍事予算について出てきた。
テリー 防衛費ね。
みの 戦車を全部変える。イージス艦を何隻増やす。無人偵察機を買う。これは下手すると全部特定秘密保護法案に抵触する。あれ、特定秘密保護法案と同時期にそういった決定がドーンと出てくるのはおかしくないか。そういうことを言ったら「わかりました。今度ゆっくり聞きます」って言われちゃった(笑)。
テリー みのさんのそういうツッコミを、朝からちゃんと聞きたいんですよ。
みの 燃料棒を埋める話にしても、東京湾に夢の島のようにして埋めればいい。福島の電気を使っていた東京都民が責任を持たなきゃいけないんじゃないかなって、僕だったら言いたいなと思いました。
テリー そのへんの大事なことが全部、猪瀬(直樹)さんの問題が表に出すぎて消えちゃったんですよ。
みの おかしいと思わない?
テリー おかしいです。
みの 都議会は百条委員会をやめて、追及しない。特捜部も起訴しないみたい。何だったのかなって。何で戦車を一新するかというと‥‥。
テリー 今のじゃ大型すぎるんですよね。
みの そうなんです。橋を渡る時、その橋の下には水道管とか下水管とかガス管とか光ファイバーが通っている。その橋が戦車に耐えうる強度を持っているかというのは、軍事的に大事な情報なんです。
テリー だから今ある戦車より、小型化を図りたいと。
みの 無人偵察機を買うのは、防空識別圏を飛ぶのに人が乗っていると危ないからかなとか。自衛隊はそんなことを想定しているのかって、俺なら言うな。
テリー ストレスたまりますよね。
みの たまりましたね(笑)。
テリー 今、食事なんかはどうしてるんですか。お手伝いさんに作ってもらってるんですか。
みの お掃除に関してはそうなんですけど、食事だけはダメなんです。女房の味に慣れちゃって。
テリー お嬢さんは?
みの いや、娘は日本にいないものでね。
テリー じゃあ、外食ばっかり?
みの 自分で作ってますよ。御飯は電子レンジで。森喜朗さんが「これ、とにかく食ってみろ」って紹介してくれたのがあるんです。ホントにおいしいの(笑)。
テリー チンするやつ?
みの そう。チンするとホカホカの御飯になるんですよ。「森さんもこれ食ってるのかな」と思って(笑)。納豆はある、ネギは自分で刻めるし、豆腐もある。今凝ってるのは、レトルトのカレーとスープ。
テリー 食器洗いなんかもご自身で?
みの さっき言ったように、紙皿を使ってます(笑)
テリー みのさん、再婚しましょうよ。
みの ハハハハ。そういえば、ある方がお手紙をくれたんですよ。
テリー 手紙?
みの ええ。「私の父は六十何歳で母を亡くしました。それから5年後にあるご縁があって、結婚しました。それまで消え入りそうだった父が急に若々しくなり、小さな旅を楽しむようになって、九十何歳まで生きました。‥‥あなたにひと言。まず恋に落ちなさい。そして再婚をしなさい」と。
テリー そのとおりですよ! 奥さんが亡くなって3年だから、新しい恋人ができても悪くない。恋人、作りましょう!
みの じゃあ、テリーさん、仲人してくれる?
テリー 僕はお式の司会をしますよ。
みの すごい発想だな~。それでまた週刊誌に書かれる、と(笑)。
◆テリーからひと言
あんな大きな家に、1人で暮らしてちゃいけません。ぜひ再婚して「新婚さんいらっしゃい」に出てください。ワイドショーを呼んで、こっちから盛り上がりましょう!