事件

マルハニチロ農薬混入男の危険な“変態”プライベート(2)

 阿部容疑者は1995年に群馬県大泉町に2階建の家を新築。妻と息子と一緒に暮らしていた。

「奥さんとは若い頃に働いていた工場で出会って結婚したそうです。息子は現在20代中頃で、以前は父親と同じアクリフーズで働いていたと聞いたことがあります」(近隣住民)

 栃木県内の私立高校卒業後は、職を転々とするが、10年ほど前に勤めていた自動車関連の部品工場では、今回と似たような“事件”を起こしていたのだ。

「会社の上司とトラブルを起こして、完成品に不良品を混ぜたことがありました。他の従業員が見ていたことで発覚し、解雇されました」(全国紙社会部記者)

 05年からはアクリフーズで働き始める。だが、8年たっても正社員にはなれず、給料は増えるどころか、減る一方で、その不満が犯行の動機につながったと見られている。

「取り調べで、『待遇や賃金などで会社に不満があった』と話しているように、阿部容疑者の月給は手取りで14万円程度。特に一昨年に給与体系が変わってからは、自分より若くてあとから入った従業員のほうが多くもらっていて、『やってられない』とボヤいていたそうです」(地元紙記者)

 そのため冒頭のようにカブトムシを繁殖させて販売したり、新聞配達の副業で稼いでいたわけだが、逮捕後の阿部容疑者が、世間の注目を集めたのは、このカブトムシ副業を含めた風変わりな私生活だった。中でも、新聞やテレビが真っ先に報じたのが、人気マンガ「ワンピース」の海軍のコスプレ姿に、青い派手なスクーターにまたがる写真だった。

「ビッグスクーターは、ライトやスピーカーの改造費用を合わせて100万円くらいかかったそうです。スクーターに乗る時は、いつも大音量で仮面ライダーやマジンガーZなど、昭和のアニメソングを流していました」(別の近隣住民)

 仕事が休みの時は、ヒーローソングをバックにさっそうと町を駆け抜け、太田駅前や県内の大型商業施設のショッピングモールなどに出没。そこではこんな「変態オジサン活動」にハゲんでいた。

「金髪のカツラをかぶって、海軍のコスプレをしているので、『海軍おじさん』『コスプレおじさん』と呼ばれています。もう何年も前からその格好でウロウロしているので、この辺りでは誰でも知っている有名人。ゲームセンターで遊んでいると、『舐めるか?』と話しかけてきて、アメとかチョコをくれます。写真を撮られるのが好きで、頼むとノリノリでポーズをとってくれます」(市内の女子中学生)

 目立ちすぎる存在であるがゆえに、からかわれることもよくあったようだ。市内の男子高校生はこう語る。

「男子生徒にコスプレ姿をヤジられると、だんだん機嫌が悪くなって、『見てんじゃねえ』とどなってくる時もありました。そうすると今度は、『群馬に海はないんだから海軍いらねえだろ』と言い負かされて、寂しそうに帰っていきました」

 また別の男子高校生は“意外な新事実”を明かす。

「テレビで『正義』と背中に書かれた写真がいっぱい紹介されていましたけど、実はこの町にはコスプレおじさんって2人いるんです。今回の事件とは全然関係ない人なんですけど、そのおじさんも同じ海軍のコスプレや、『ドラゴンボール』の孫悟空のコスプレをしています。2人は友人同士ってわけじゃないようですが、たまにバッタリと遭遇すると、一緒にショッピングモールを歩いていました。『W海軍』を見かけたらレアなので、それこそ超ラッキーでしたね」

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