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日本名輪会・山口健治「江戸”鷹の目”診断」/郡司の連覇濃厚も古性の自在戦は脅威

【「平塚記念」ヤマケンが注目する「決勝戦進出」有力候補12人!】◎郡司浩平/○古性優作/▲平原康多/△清水裕友/佐藤慎太郎/宿口陽一/井上昌己/岩本俊介/和田真久留/小川真太郎/松井宏佑/嘉永泰斗

 若手選手は、歴戦の雄のアドバイスで一変することがある。

「平塚記念」(4月7日【木】~10日【日】)は、SS班が実に6人もそろう豪華メンバー。1班選手が決勝戦に勝ち上がるには狭き門になり、優勝者はSS班から出るとみるしかない。

 南関きってのビッグネーム、郡司浩平が連覇を飾る。今年初戦の和歌山記念以降、優勝から遠ざかり、特別2戦の準決勝敗退は納得していない。2段駆けになる松井宏佑の番手から、並みいるライバルを置き去りにする。

 取手全日本選抜を制した古性優作が、自在戦で郡司を脅かす。混戦待ちだが位置取りは巧み。まくり一閃、逆転もある。

 あとは宿口陽一との鉄壁埼玉ラインでチャンスをうかがう平原康多と、ウィナーズCを連覇した清水裕友の台頭を警戒したい。

 有力候補に入らなかったが、高橋晋也(福島・115期)はウィナーズC2日目2着が印象に残っている。歴戦の策士、佐藤慎太郎のアドバイスで一変があってもおかしくない。

【大穴この1車】

 南修二(大阪・88期)。

 和歌山記念(〈1〉〈5〉〈2〉〈2〉)の後半2戦で7万円超、14万円といきなり高配当を連発。その次走の奈良(〈3〉失欠)初日は1万円と3戦連続で万車券を出した。その後も前々走の西武園(〈2〉〈3〉失)初日の1万円まで、今年は5回も穴党を喜ばせている。ただしその間、3度の失格。関西屈指のファイターの車券は、失格覚悟で買わなければならない。

【狙い目の伏兵3人】

 ホームバンクの松坂侑亮(神奈川・115期)は初の地元記念になる。FIで苦戦しているが、ここの11年覇者である兄で師匠の松坂洋平(S1)も参戦する。初日好走して勢いに乗りたい。

 藤井侑吾(愛知・115期)は、昨年7月の富山記念決勝戦3着後、GIIIで3度準決勝に乗っている。マイペースに持ち込めば押し切りがある。

 119期の大物ルーキー、犬伏湧也(徳島)が、前走のいわき平(〈1〉〈1〉〈2〉)に続いて2場所連続で東日本のバンクに登場する。すでに実力は1班級。ファイナリスト入りもあるのではないか。

 最終日の10日には、118期と120期の女子選手による「ガールズフレッシュクイーン」が行われる。ここは断然の実績を誇る◎尾方真生(118期)が圧勝するとみた。2着争いは120期の3人、○吉川美穂、▲山口真未、△太田瑛美だ。

山口健治(やまぐち・けんじ):1957年1月、東京都荒川区生まれ。競輪学校38回生卒業チャンピオンとしてデビュー。主なタイトルは日本選手権、競輪祭(2度)。09年1月引退。現在「スポーツ報知」評論家。

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