梅毒患者が急増している。
梅毒は、かつては滅多に感染することがない“幽霊病”と言われていたが、2022年の患者数は過去最多を記録した21年の1.6倍のペースで増加。特に13年からは爆発的に増え、国立感染症研究所によると、昨年は7875人とこれまで最多だった18年の7007人を上回っており、今年はさらに記録を更新しそうなのだ。
背景には“性行動の変化”があるという。
「患者は男性の場合20~50歳代前半、女性は20歳代が多いですね。増加した要因は様々ですが、SNSなどを通じ、不特定多数との性交渉が増加していることが挙げられます。また、性行動開始の早期化や、同性間性行動の増加も関係しているでしょうね。女性の場合、梅毒はそのまま放置しておくと不妊症の原因になる可能性もあります。複数の人と性行為をする人はまめに検査を受け、パートナーが1人の人は相手が変わるタイミングで検査を受けるようにした方がいいでしょう」(健康ライター)
17日には人気お笑いコンビ「さらば青春の光」がYouTubeチャンネルで人間ドックの結果を公表し、東ブクロは、「梅毒検査は異常なし」と明かしている。“女癖”が悪いことで知られる東ブクロだが、自ら梅毒の陰性を証明したのは、彼なりの誠意だったのかもしれない。
いずれにしても、思い当たる節がある人は、検査を受けるべきだろう。
(ケン高田)