令和の完全試合男やBIGBOSSのトリック采配をはじめ、今季も話題に事欠かないペナントレース。そんな明暗入り乱れるプロ野球の舞台裏はどうなっているのか。
マスコミや球界関係者など、球界事情通たちを緊急招集。忖度ゼロの本音と仰天ベンチ裏を、発売中の「週刊アサヒ芸能」(5月5・12日合併特大号)でブチまけていた。その模様はというと──。
A(スポーツ紙デスク) 佐々木朗希は完全に覚醒したな。
B(パ・リーグ関係者) ええ、ここまで客を呼べるロッテの選手は後にも先にも、佐々木だけでしょう。長身から角度のある164キロのストレートがインロー、アウトローにビシビシ決まる。そしてストライクゾーンからボールになる150キロに迫るフォーク。相手球団はそれを再現できるバッティングマシーンが開発されない限り、練習のしようがありません。
A ソフトバンク・千賀滉大のお化けフォークでも称される「練習できない球が来る」ってやつだ。
B ただ、今年は中6日、100球前後で1シーズンのローテを回るのがテーマですが、早くも疲労蓄積が危惧されています。
C(球界OB) 本格的な1軍生活がスタートしたばかりだから。まぁ、異変が起きる前に、ロッテと提携している順天堂大学のメディカルチームからストップがかかるから大丈夫だろう。昨季は、検査で肩や肘にわずかな炎症が見つかるたびに、登板日が延期になったぐらいだし。
A 相変わらず佐々木はVIP待遇なのか。
D(遊軍記者) はい、チームの編成までも、佐々木中心で組まれています。登板日が日曜日に設定されているのも、デーゲームの方が肉体的負担が軽いから。もちろん観客集めの要素も多分に含まれていますが…。
D 高卒ルーキーの松川虎生がレギュラー捕手として定着しつつあるのも、佐々木シフトです。遠慮なくサインに首を振れる後輩ですからね。1軍の場慣れと勉強のために、松川はエースの石川歩とも組まされている。
B 奇しくも佐々木の登板日にしかヒットを打ちませんよね。
このほか、上昇気流に乗りつつあるBIGBOSS新庄剛志監督、罰金を免れた山賊捕手、峠を越えた巨人の「お山の大将」の悪評、さらには鯉打線のショートストップが頭を悩ますヘッドコーチの迷惑指導などなど…。開幕からわずか1カ月で判明した球界ウラ話が満載。野球ファンはぜひ押さえておきたい!