矢部美穂が44歳でついに「騎手の女房」に。相手は川崎競馬所属の山林堂信彦騎手である。
矢部と競馬の歴史は、生まれてすぐに始まる。父親がもともと中央競馬の騎手だった矢部和夫氏。その後は地方競馬の北海道・旭川競馬に移り、最後は山形・上山競馬で騎手人生を終えた。
母・文子さんはテレビに出演して人気者になり、現在も東京・池尻で美穂とバー「YABEKE」を営んでいる。文子さんは2度結婚、離婚を繰り返しており、子供は4人。ギャンブルマニアを自認し、競馬、オートレースにパチンコとなんでもOK。美穂が育った環境がギャンブルそのもののようだった。
美穂自身も馬券が大好きで、16年に共同で買った「WIN5」が562万円に。それ以外にも100万円近い払い戻しを何度も経験している。仕事でも競馬の番組や専門チャンネルに出演するなど、芸能界では「競馬好きのギャンブラー」として有名だ。
そんな競馬好きが高じて、19年には地方競馬で馬主登録をしている。
「山林堂騎手との出会いは20年、矢部が所有しているブースターという馬に山林堂騎手が騎乗したことがきっけです」
と語る地方競馬関係者が、続けて明かす。
「昨年の段階で十数頭の馬を所有していた矢部は、岩手競馬では勝てても、川崎などの南関東で勝つのは難しいと語っていました。山林堂の騎乗に期待を寄せていたのでしょうね」
美穂はこれまでに馬の購入に4000万円は投資している。「騎手の女房」になったことで、規定により夫が騎乗する馬のオーナーは文子さんに移転となるが、競馬熱はますますヒートアップすることだろう。