広岡氏への強烈な苦言に司会者が「金本さんもお子さんがいて、やがてはそう(若い者には負けんぞと)なっていくんでしょうね」と場を整えるが、アニキ節はますますエスカレート。
「僕は娘しかいないんですけどね。あの、方々にはいないですよ。僕は和田監督とは違うんですから。僕は星奈々はタイプじゃないです」
またしても和田監督の不倫斬りである。
そして最後に再び質問コーナー。今度は大人が壇上へ。もし「金本監督」ならば阪神の開幕オーダーはどうするか、との問いに、
「昨日、読売テレビの収録で開幕予想があったんですよ。予想オーダーは1番・西岡、2番・大和、3番・鳥谷、4番・ゴメス、5番・マートン、6番・福留、7番・新井良、8番・藤井、先発・能見。これ、予想なんですね。去年となーんも変わり映えしないんですよ。和田監督はこれしかできないんやっていうことです」
これでもかと和田監督をドツキ倒す。阪神球団関係者が苦笑する。
「和田監督は選手からの人望がなく、優柔不断。スポーツ紙各紙の評論家コラムを読み、わりと厳しい意見を参考にして次の試合の采配を振っていたそうです。指揮官のそんな姿を尊敬できるはずはありません」
そしてアニキは、自分が監督なら、と和田監督とはまったく違うオーダーを提示。
「僕だったら上本を入れたいですね。そして鳥谷を1番に持っていきたい。今成も使いたいですし、キャッチャーは思い切って(新人の)梅野を使います」
アニキ監督の斬新かつ大胆な編成案に、客席からは「オォ‥‥」というどよめきが起こる。質問はやはり「新井兄の起用は?」という点にも及ぶが、
「ま、正直申しまして、いりません。3年連続で2割6分ぐらいなんですよ、新井の兄ちゃん。年齢が今年、37歳なんですよ。チャンスに弱いじゃないですか。ね、何を期待します?」
堂々たる「クビ宣告」。ならばと、4番候補の新外国人ゴメスが(右膝故障で)開幕に間に合わない場合の代役に、と提案されるも、アニキはきっぱりと言った。
「ゴメスが悪かったら、僕は思い切って(若手大砲候補の)森田を使います。右投手が先発だったら森田、左投手だったら森田はまだそこまでのレベルにいってないんで、新井のお兄ちゃんを7番で使います。これ、本音ですよ」
ここで客席に「背番号25」のユニホームを持った女性を見つけると、
「その25番! オバチャン立って。そのユニホームは今日、おうちに帰って便座にしてください(笑)」
新井イジリに始まり、新井イジリで終わる。さすが、アニキ!