どこまでもお騒がせ男だ。ソフトバンクのリチャードが6月16日、自身のツイッターで一時掲載していた、審判団へ「意見」したツイートを削除した。
沖縄尚学出身のリチャードは17年の育成ドラフト3巡目でソフトバンクから指名され、入団。期待の長距離砲として、昨年3月には支配下登録選手に昇格した。昨年まで2年連続でウエスタン・リーグの本塁打王になるなど、才能が開花しつつある。
リチャードが不満を感じたのは6月12日、甲子園での阪神との2軍戦での出来事だった。
左翼フェンス直撃の飛球を放ったのだが、審判団から走塁放棄とみなされる。一度は記録されたヒットが取り消され、アウトを宣告されたのだ。
すると同日中にツイッターで、自身の主張を展開。事態を重くみた球団は、本人に注意して削除させたという。
6月16日午前11時過ぎの投稿で、リチャードは「いろんな方と話をして意見を聞きました。誰かに迷惑をかけるつもりはないですし、元のツイートは削除します。これからはプレーで話題の中心になれるよう頑張ります」と謝罪した。
6月2日、中日との2軍戦でも、リチャードはストライク判定を不服として球審に暴言を吐き、退場処分を受けている。日本野球機構(NPB)は、厳重注意と制裁金5万円を科したばかりだった。球界関係者は、
「素質はあるし、身体能力も素晴らしいが、どうしても精神的な子供っぽさから脱却できない。このままでは素行不良選手として、契約も危うくなる。コーチ陣はかなり手を焼いていると聞いた」
そろそろ襟を正して、野球で話題を振りまいてほしいものだ。