中日、阪神、楽天で監督を務め、13年には球団創設9年目の楽天を初の日本一に導いた星野仙一氏。
闘将として名高い星野氏だが、実は巨人からも監督の要請があったと明かしたのは、「ホームランアーチスト」の異名を取り、星野氏とは無二の親友だった田淵幸一氏だ。
7月16日、田淵氏は元阪神・掛布雅之氏のYouTubeチャンネル〈掛布雅之の憧球【公式】〉に出演し、
「他のユニフォーム着た人が巨人の監督って絶対ないじゃない。あれ何年前かね。阪神(の監督)になる前かな、後かな。巨人の監督になってくれと話がきたんです」
田淵氏が言うには、巨人の渡辺恒雄元オーナーが星野氏を相当買っていたようで、以降、掛布氏とこんなやり取りが…。
「その時、星野さんは巨人を選択しなかった?」
「潰されたんじゃない?」
「色んなものに?」
「そうそうそう」
「…大丈夫ですかね?」
とカメラ目線で気にかける掛布氏に、
「もう時効じゃん!」
と、開き直ったかのように、田淵氏は語るのだった。
7月16日時点で、巨人は広島に敗れて借金3。Bクラスの4位に転落した。
巨人・原辰徳監督は、昨シーズン後にあらためて結び直した3年契約の1年目。だが、「V逸なら工藤公康監督が誕生」との情報も浮上。
田淵氏の秘話もあり、少々気の早いことながら、水面下の動きが大いに気になるのである。
(所ひで/ユーチューブライター)