お笑いコンビ、ティモンディの高岸宏行が、独立リーグ、ルートインBCリーグの栃木ゴールデンブレーブス入りすることが決まった。
7月19日に入団会見を開いた高岸は、トライアウトを経て、プロ野球選手になるという夢を実現させたことについて、
「練習では143キロは出ている。心の球速は、180キロは出てると思う」
などと半ボケを交えながら挨拶。背番号「16」のユニホーム姿も披露して、
「何歳からでも、挑戦するのに遅いことはない、と伝えたい」
と意気込んだ。
愛媛の強豪校として知られる済美高校野球部出身の高岸は、芸人としてプロ野球チームの始球式に登場する常連だ。あるセ・リーグ球団幹部は、高岸を高く評価する。
「とにかく明るくて礼儀正しい。こちらが白球を追っていた学生時代を、つい思い出してしまうくらいだね。また始球式や応援隊で来てほしい」
一方で、地方テレビ局の幹部からは、こんな声も。
「最近は同じ事務所の先輩、サンドウィッチマンに代わってローカルバラエティー番組を引き継ぐ機会が増えています。野球選手として活動するのは喜ばしいが、ロケや収録に割く時間が減らないか心配です」
どこからも声がかかる人気者の高岸は、お笑いとプロ野球選手の二刀流でどんな結果を出してくれるのか。