見て見ぬ振りするにしても、避けて通るにしても、こんなに「タブー」があふれていたら息が詰まりそうだ。消し去りたい過去、大嫌いなアイツの名前、秘密の趣味‥‥本誌が各界の「暗黙の掟」とやらを全部書いて、ビリッビリッに引き裂いてやろうじゃないか!
華やかな芸能界。しかし、一皮むくと「金」「嫉妬」「スキャンダル」が渦巻く世界だ。そして、そのドス黒い欲望の数だけ「タブー」が存在するのだ。
今や、お笑いコンビ「FUJIWARA」の藤本敏史(40)と幸せいっぱいの木下優樹菜(23)。かつて、紳助親分の寵愛を受ける以前には、明石家さんま(56 )を巡り、同じ事務所のヤンキー女優とバトルを演じたことがある。
「さんまさんは一時、岩佐真悠子(24)を気に入り、ゴルフに同行させるほど親密な関係でした。ところが、さんまさんはブレイクし始めた木下に興味を持ったようで、『あのコ、オモロイな』と言ったんです。それを聞いた岩佐が、木下に出くわした際に、『ポッと出のくせに』と罵倒した。2人は元ヤンというキャラもかぶっていたこともあり、すっかり不仲に。グラドル業界のタブーの一つです」(民放局関係者)
一方、神田うの(36)と香里奈(27)は「副業」がかぶったことで、犬猿の仲に発展している。
「2人ともウエディングドレスのプロデュースをしているのですが、過去に何度か発表会の日程が重なったことがあるんです。うのはプロデュース業でも先輩ですから、最初は香里奈を無視していたのですが、取材に来る報道陣が減るにつれて、怒りが増してきたんでしょうね」(芸能記者)
こうした“キャラかぶり”が不仲に発展するケースは多い。テレビ局には「共演NGリスト」があるほどだ。
中でも、ダントツにNGリストが多いのが和田アキ子(61)だ。「芸能界のご意見番」がなぜ?
「一度でも酒席を共にした人は、アッコさんの傘下に入ったも同然。そのタレントが婚約や結婚、おめでたの報告を怠り、アッコさんの逆鱗に触れ、冠番組から干されることが少なくないんです」(民放局スタッフ)
和田との「共演NG」を増やしているのはそれだけではない。逆に、和田と共演したくない芸能人も多い。
「一例をあげるなら、千昌夫(64)ですね。過去に、和田が著作で『千昌夫はケチ』と書いたことがあるんです。これに千は激高して、『確かに、俺はケチかもしれないが、お前にケチなマネはしたことがないだろ!』と和田の楽屋に、どなり込んだことがあるんです。以来、歌番組での共演はあっても、和田の番組に千は出演しません」(芸能レポーター)
芸能界最大のタブーといえば美容整形。ところが、さんまの番組で事件が起きた。被害者は辻希美(24)だ。
「辻ちゃんが、『最近、鼻が柔らかくなって、鼻の穴に10 円玉が入る』と言って笑いを取ろうとしたら、さんまが『整形いらずやん』と切り返し、スタジオが静まり返りました。10円玉で鼻が高くできるという意味だったんですが・・・・」( 前出・民放局スタッフ)
芸能レポーターが女優をホメる際は、顔のパーツではなく、ただ「キレイですね」としか言えないのも納得である。
その単語は言っちゃダメ!
芸能人の前で言ってはいけない言葉がある。言うなれば「NGワード」だ。
相武紗季(26)の前で母親と姉のことは禁句だ。
「母は宝塚歌劇団の出身で、姉は現役のタカラジェンヌです。相武は芸能一家で育ったことを隠したいのか、この事実は長らく伏せられていました。一度だけ、番組で姉が宝塚に所属していることを明かしましたが、それでも姉の顔写真は出しませんでした」(アイドルライター)
また、父親に触れてはいけないのが、若い女性の間ではカリスマシンガーとなっている西野カナ(22)。
「西野の父親は中部地方の財界の大物らしく、その父親の口利きでスポンサーがデビュー資金として1億円をポンと出したんです。生まれ持った“才能”の一つではありますが、よけいな詮索を避けるため、西野は本名さえ非公表にしています」(音楽業界関係者)
さらに、ビッグアーティストともなると、タブーは増える一方だ。
「浜崎あゆみ(33)に『ラップ』という単語はNGです。この言葉を聞いたとたん、浜崎の機嫌は悪くなります」(前出・音楽業界関係者)
浜崎は98年にエイベックスで歌手デビューする以前の95年、ラップ調の曲で別のレコード会社から歌手デビューしていた。が、まったく売れなかったため、今や「黒歴史」。「ラップ」は思い出したくない過去をよみがえらせてしまうのか。
他にも、浜崎には「NGワード」がある。
「愛犬家の浜崎の前で、飼っている犬を『イヌ』とか『ペット』と言うのはアウトです。怒りだすこと請け合いです。名前を呼ぶのがベストで、『ワンちゃん』がギリギリセーフです」(前出・民放局関係者)
愛犬家ならば、この人も負けてはいない。女優の川島なお美(50)だ。時に、収録現場にも「ワンちゃん」を連れてくる。この行動をとがめることができないほどの絶対タブーなのだ。
「エレベーターで川島と一緒になった時、犬を2匹連れていて、リードは付けていませんでした。4階でドアが開いた瞬間、2匹とも勢いよく出て行ってしまったんです。川島は『戻ってらっしゃーい』と声をかけるだけで、連れ戻そうとはしないんです。その間、エレベーターは止まったまま、急いでいる人は階段へ向かうしかありませんでした。スタッフがヤンワリと注意しても川島は『大丈夫。ウチの子たちは私の言うことを聞くから』と意に介さず。しかし、犬はエレベーターに戻ってくることはありませんでした」(前出・民放局スタッフ)
きらびやかな芸能界に、多数のタブーあり! いやはや、恐ろしき世界である。