フィギュアスケート女子で2010年バンクーバー五輪銀メダリストの浅田真央が、9月11日に放送された「日曜日の初耳学」(TBS系)に出演。現役を引退後、フィギュアの解説をしない理由について語った。
浅田は26歳で競技選手を引退。現在、アイスショーを行っているが、ほかの有名選手と違い、今年2月に開催された北京五輪を含めて、これまでフィギュアの解説はしていない。
MCの林修から「解説って方向もありますよね? 当然オファーは殺到したと思うんですけど、あまり引き受けられない。何か理由がおありですか?」と問われると、浅田は「理由はですね、自分が本当にやりたいと100%思えなかった」と答え、さらに「ルールがあまり詳しくないので」と加えたのだ。
林が「ルールが詳しくない。どういうことですか?」と驚くと、「ルールが100%自信を持って皆さんに解説できないというのと、あとなんか凄いんですよ、今。皆さんジャンプの回転が速いので、自分で見ていて『いま3回転だな』と思ったら4回転だったりする。なので、私はもう解説は向いていないなと思って。滑ってる方がすごい自由にできるかもしれない」と笑っていた。
「彼女が解説をしないことについては、20年にBSテレ東の番組で萩本欽一にも質問されており、この時の浅田は『しゃべることがあまり得意じゃない。人のことを話すことにも、心の中でストップがかかってしまう』などと、今回とは少々異なる発言をしています。また一部ではスケート連盟との確執説が出たこともあり、結局は謎のままですね」(芸能ライター)
ただ、名選手が解説も優れているとは限らない。ファンも、自分のやりたいことをやってくれればいいと思っていることだろう。
(鈴木十朗)