朝のテレビ小説「カーネーション」(NHK)や「最高の離婚」(フジテレビ系)などの活躍で今や人気女優としてノリに乗っている尾野真千子。この春も「極楽がんぼ」(フジテレビ系)が話題を呼んでいる。
元々16歳の時、故郷奈良の山奥を舞台にした河瀬直美監督の『萌の朱雀』でデビュー。その後も『殯の森』でカンヌ映画祭グランプリに輝くなど、一見順風満帆な女優人生に思えるが、実際は中々の苦労人だという。
「高校卒業後、上京して本格的に女優として活動するはずが仕事がなく、アルバイト生活。その当時尾野を励ましたのが、バイト先でもある大田区のスナックのママ。そのスナックを、第二の故郷と尾野は呼んでいますよ」(スポーツ誌記者)
そんな尾野だが遅咲きのブレイク以来、私生活でもマスコミを騒がせている。
「『カーネーション』で共演したほっしゃんとは、本人は遊びのつもりなのに、ほっしゃんが妻と離婚してしまい驚いていたようです。本人は、俳優の高橋一生と交際続行中。ほっしゃんとの結婚は、最初からなかったようです。とにかく自由奔放でマイペースなところは、大物女優の風格すら感じさせます」(写真誌カメラマン)
そんな尾野が、去年「探偵はBARにいる2」の現場で大物ぶりを発揮したことがあった。
「主役の大泉洋さんのメイクで3時間待たされ、尾野さんが『大物女優でもあるまいし、何でメイクで3時間待ちせなあかんねん!』と関西弁で激怒した話は有名です」(前出・スポーツ紙記者)
こうした奔放ぶりが、西田敏行はじめ大物俳優に可愛がられる所以なのだろう。
「あの自由奔放さは、奈良の山奥で大自然に囲まれて育ったから培われたんじゃないですかね。あのどこか昭和の匂いのする感じが、大物俳優たちの鼻をくすぐるんですよ」(前出・写真誌カメラマン)
さてさて、昭和風の大女優として華を咲かせるか、それともスキャンダルに倒れるか。これからもオノマチから目が離せない。