フリーの加藤綾子アナが表舞台から姿を消し、テレビ朝日の弘中綾香アナまでもイケメン社長と電撃結婚! これにより、女子アナ界の勢力図も様変わりしそうだ。人気ツートップの失速により、ポスト争いが激化する中、どのアナウンサーが浮上するのか、緊急査定する。
今、全国の女子アナファンが深刻な喪失感にさいなまれている。
9月30日、カトパンことフリーアナウンサーの加藤綾子(37)が「Live Newsイット!」(フジテレビ系)のメインキャスターを卒業し、活動休止。
さらに同日「好きな女性アナウンサーランキング」で3連覇中の弘中綾香アナ(31)=テレビ朝日=が、小栗旬似の資産15億円社長との電撃結婚を発表。“カトパンロス”“弘中ロス”が同時に襲いかかるむごい事態に発展しているのだ。
こうした中、テレビ業界では、早くも後継者探しが本格化しているという。テレビ局関係者が明かす。
「加藤の後釜として『イット!』のMCはフジの宮司愛海アナ(31)が抜擢されました。しかし、もともと加藤ありきで始まった番組なので、ショートリリーフの色合いが濃いと言えるでしょう。実際、すでに新番組としての完全リニューアルに向けた準備が進められています」
では、これまでカトパンに癒やされてきた視聴者は今後、どの女子アナに注目すればいいのか。
テレビウオッチャーの京極しげる氏が推すのは、TBSの山本恵里伽アナ(29)だ。
「彼女は抜群の安定感があり“民放随一の報道適性”の持ち主。女性キャスターとしては、最もカトパンに近い評価の若手アナではないでしょうか。昨年11月から不定期で放送されているバラエティー番組『千鳥のかいつまんで教えてほしいんじゃ!』でもクールな進行ぶりをみせていますが、公式YouTubeチャンネルでは“西川きよし風”の変顔を披露している。そんな茶目っ気も魅力です」
一方、女子アナ評論家の丸山大次郎氏は、今春から加藤に代わり「ホンマでっか!?TV」の進行役を担当しているフジテレビの井上清華アナ(27)を挙げる。
「華があって、パッと目を引く美形のルックスは、カトパンの若い頃を彷彿させます。王道的なポストカトパンの若手アナと言えますね」
サービス精神が旺盛なところも、カトパンの後継者と呼ぶにふさわしい理由だという。
「彼女がMCを務める『めざましテレビ』のロケコーナー『やってセイカ!』では、ラフティングにチャレンジしてビショ濡れになったり、タイトな衣装で美乳や美尻を見せつけるなど、体当たり仕事をノリノリでこなしている。また『スマイル・チャージ!』のコーナーでは、ユニークな変顔を見せるのもいとわない。常に何かしらの話題を提供してくれるという期待感があります」(丸山氏)
TBSの山本恵里伽アナ、フジの井上清華アナの両者が頭一つ抜けた感もあるが、ポストカトパン争いの行方は激しさを増すばかり。そう簡単に決まるものではない。
テレビ東京の「田中瞳アナ(26)も有力候補の1人です」と前置きして、丸山氏が続ける。
「『モヤモヤさまぁ~ず2』では、被り物で踊ったり、お歯黒姿を披露するなど、ユニークかつ、度胸のあるキャラクターを見せています。ですがその一方、『ワールドビジネスサテライト』のキャスターとしてもスタジオ、ロケ取材などを担当している。『モヤさま』の時とは違って、キリリと落ち着いた雰囲気と、入社4年目としては安定した原稿読みで着実に実力をつけています。硬軟織り交ぜて活躍できる若手アナとしては、全局の中でもトップクラスの逸材ですね」
京極氏が「ポテンシャルではカトパンに負けてない。素質は十分」と高評価するのは、TBSの良原安美アナ(27)だ。
「彼女はカトパン似の外見で、入社時から“TBSのカトパン”と称されていましたが、ポテンシャルもカトパン級。『サンデージャポン』の進行では、爆笑問題の太田光(57)の暴走にもたじろがず、コメンテーターの杉村太蔵(43)から『堂々と進行しすぎておもしろくない』と言われたほどです」
丸山氏はTBSからもう一人、若林有子アナ(26)を有力視するが、推挙する理由として、
「入社4年目にして報道番組での安定感のある原稿読み。キリッとした表情も決まっています。その一方、『サンデージャポン』ではミニスカギャルコーデでダンスをしたり、コミケでコスプレに挑戦するなど、バラエティーの才能がうかがえるのも大きな魅力です」
いずれにしても、ポストカトパン争いは「TBSアナ勢が一歩リード」といったところか。