11月23日のドイツ戦勝利により、一気に日本国内の熱が爆発したサッカーW杯カタール大会。
開会式とオープンニングマッチのカタール対エクアドル戦が行われたアル・バイツ・スタジアムにも多くの日本人サポーターが駆けつけ、試合後、スタジアムの「ゴミ拾い」を実施。現地メディアの「Qatar Living」では「なんてことだ!日本のファンは開幕戦の後、スタジアムを掃除することにした!」などとその様子を報じた。
この動画はすぐさまSNSで拡散され、日本人サポーターに対する感謝や尊敬の声が続々と積み上げられていく。サッカー担当記者によれば、
「日本人サポーターがゴミ拾いをする姿は、今では海外の試合で当たり前のように根付いています。過去には現地のアルバイトの仕事を奪っているとの否定的な指摘もありましたが、おおむね好意的に受け入れられていますね」
ただ、今回のW杯に関しては、世界がすでにコロナ禍を脱した風潮にある状況から、日本人を奇異な目で見る外国人も少なくない。先のサッカー担当記者も苦笑して、
「現地で観戦している観客が誰もマスクを着用しない中、日本から駆け付けたサポーターはマスク姿で黙々とゴミを拾いし、観戦でも極力大声を出さないように気を使っている。そんな様子を変わり者として捉える外国人もいるようです。『脱マスク』については日本国内でもたびたび議論が巻き起こりますが、W杯では海外との感覚の違いが鮮明に出ましたね」
マスクはともかく、ゴミ拾いについては海外サポーターも称えるだけではなく、見習って実践してみてはどうか。
(ケン高田)