DeNAの山崎康晃が、来季からチームと球団史上タイの6年契約で合意したことが判明した。
以前から米メジャーリーグ挑戦を希望してきたが、11月26日に横浜スタジアムで行われたファン感謝イベントで残留をサプライズ発表すると、「今年は非常に楽しかった。まだまだ9回のマウンドに立ち続けたい」と涙ながらに説明した。メジャー挑戦封印も表明し「横浜を優勝させるべく頑張る」と意気込んだ。
来年オフに海外FA権を取得予定の山崎は、現在30歳。長期契約が終われば36歳であり、「生涯ベイスターズ」を宣言したも同然と言っていい。実はここに至るまでには苦しい事情があったと、メジャー関係者が明かす。
「抑え投手の市場を調査した際に、高い評価を得られにくいことが分かったため、メジャー挑戦を断念したというのが本音です。150キロを超える速球と制球力が持ち味ですが、それだけではやはり、セーブを挙げることは難しい。本当に行きたければ、マイナー契約なら話はあったと思いますが、それよりも大型契約での優遇を取ったということ。厳しいですが、これが現実です」
チームは近年、Aクラスでシーズンを終えることが多くなってきた。残留を決めた限りは、チームを98年以来のリーグ優勝、日本一達成の原動力として活躍しなければいけない。