寺島しのぶの長男・寺嶋眞秀が、23年の大河ドラマ「どうする家康」に出演することが12月5日、番組公式サイトで発表された。寺嶋は松本潤演じる家康の長男・信康の幼少期を演じるという。ドラマライターが言う。
「これで寺島ファミリーは、親子4代にわたっての大河ドラマ出演となりました。しのぶは93年の『琉球の風』で初出演し、父親の尾上菊五郎、母親の富司純子と親子役で共演を果たしている。また、菊五郎の父・尾上梅幸は64年の『赤穂浪士』に出演しています。とにかく寺島家と大河は、縁が深いんです」
菊五郎は66年の「源義経」で大河初出演にして主演の義経役を務めているが、そこで共演した富司純子と結婚。以降、「琉球の風」を含め菊五郎は3作、富司純子は4作の大河に出演。しのぶも「八代将軍吉宗」「龍馬伝」など、計6作に出演している。
一方、しのぶとフランス人アートディレクターのローラン・グナシア氏を両親に持つ10歳の眞秀は、17年に歌舞伎役者として初舞台を踏み、同年に「おしゃれイズム」(日本テレビ系)や「徹子の部屋」(テレビ朝日系)など、トーク番組に登場。今年に入ってからは「ユニコーンに乗って」(TBS系)や「PICU 小児集中治療室」(フジテレビ系)に出演し、ドラマでも俳優活動を本格化させている。ただ、テレビ局関係者はこんなふうに指摘するのだ。
「歌舞伎の舞台を5歳から踏んでいるとはいえ、ドラマ経験はたった2本で、デビューから1年にも満たない。それがいきなり大河出演ですから、ゴリ押しを指摘されても仕方ないのでは。中には海老蔵(市川團十郎)の長男(新之助)よりも、歌舞伎以外のメディア出演が露骨だと揶揄する芸能関係者もいます。もちろん、ファミリー代々貢献してきたNHKとの関係の深さがあってのことでしょうが。この調子が続けば、眞秀にも『親の七光り』的な評価がまとわりつくでしょうね」
周囲にチヤホヤされたり反発されたりで、将来、性格面に変な影響が出るようなことがなければいいが…。