決勝トーナメント1回戦でセネガルを破ってサッカーW杯でベスト8に進出したポルトガル。同国最大のスターはエースのクリスティアーノ・ロナウド。監督との不仲説やコンディショニングを疑う声もあったが、大会初戦のガーナ戦では史上初の5大会連続ゴールを挙げるなど、37歳になっても老いを感じさせないことで話題になった。
もちろん一流アスリートの地位を保ち続けられるのも、彼がストイックなまでに体の鍛錬を欠かさないからだが、だからこそ子供にも同じことを過度に求めすぎているのではないかとの話が出ている。
「5月にロナウドは11歳の息子と上半身に何も着けない写真でツイッターに登場。ムダな贅肉が一切ない細マッチョぶりを披露したわけですが、隣の息子も彼を小さくしただけのような6パックのムキムキぶりなんです。まだ11歳で体が完成されてしまっている。海外メディアではこれを『やり過ぎでは?』と報じています」(スポーツライター)
問題視されるのは写真からのみではない。20年に公の場に登場したロナウドは息子のことについて言及。息子がコーラやポテチを食べているのを見るとイライラしてしまい、時にはそれが原因でケンカになることもあると語っている。下の子もチョコレートを食べる時には、そんなイライラした父親の顔色をうかがっているのだとか。
さらにはランニングマシンで走った後には冷水に浸からせているのだとも。プロアスリートは練習や試合後に火照った体の熱を下げるために冷水に浸かることがあるが、日常のトレーニングで当時10歳の子供にそれをやらせるのはやはりちょっと…というわけだ。「父さん、冷たいよ」と苦情を漏らされ、「まだ10歳だからね」と本人も多少はやり過ぎの自覚もないわけではなかったようだが。
この当時、ロナウドはイタリアのユベントスに所属。息子も父親に憧れてユーベのU10に所属していた。そんな息子にロナウドは、サッカー選手にならなくても一流の人間になってくれればと、普通の父親愛を示してはいる。それでもやはりというべきか、携帯電話は使用禁止だというからかなり面倒な父親なのは間違いないだろう。
(猫間滋)