ツーショット写真が掲載されなくても、同じマンションのエントランスを時間差で出入りしたというだけで、芸能人の場合は「交際発覚」と報じられるケースは少なくない。そんな“匂わせ交際”報道でも、近頃では所属事務所が「プライベートは本人に任せています」と否定も肯定もしないコメントを出す。それで、世間は「やっぱり付き合ってんだ」と判断してしまう。
まさにHとN、SとKともに若手俳優同士のカップルが、その好例だろう。
「Hはバラエティー番組に起用されることもありますが、基本的には4人とも主役を張れる役者で、2組とも映画共演を機に交際に発展したと報じられている。当然ながら、それぞれが複数のCMに抜擢されています。それだけに、スキャンダルは厳禁。熱愛報道だって、時には致命傷になりかねない。しかも、女優2人は、これまで清純派のイメージが強く、事務所もプライベートは厳しく管理していると聞いていた。なのに、『本人にお任せ』とコメントが出て、びっくりしました」(スポーツ紙記者)
ところが、カップル2組ともに、SNSでは「このまま見守りたい」「変に隠したりしないところがさわやか」などと祝福ムードに。SとKのカップルに至っては、「このままゴールイン」とまでささやかれていて、好感度が爆上がりなのだ。
「しかし、世間のイメージほど、広告業界では好感度は上がっていない」
と広告代理店関係者は指摘する。
「来年度のCM契約更新に向けて、今まさに各クライアントは調査に入っていますが、実は、契約に二の足を踏んでいるんです」
特に、取り沙汰されている4人のうちの1人がネックとなっているのだ。
「今回の熱愛報道によって、かつて噂されていた交際相手との関係を蒸し返されているんです。デビューから、最近までその交際相手が公私にわたって面倒を見てきたのは周知の事実。パーティーやイベントなどでも、同伴で参加していたぐらいで、2人の関係は仲間内では暗黙の了解になっていましたからね。そこに別の人間との交際報道が出て、『あの2人はどうなったの?』と話題になっているんです。噂とはいえ、過去の話がネガティブに伝えられるとCMでは起用しにくいのです」(前出・広告代理店関係者)
来年度のCM契約数2ケタ間違いなしと言われていただけに、前途に暗雲が垂れ込め始めている。
「リスクを嫌うクライアントとしては、子役出身の女優Aが安全安心、来年もCM起用が増えそうです」(前出・広告代理店関係者)
まさかAが仕事をかっさらっていたなんて‥‥。