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「ONE PIECE」尾田栄一郎が「笑いには笑いで返した」お見舞いの珍品

 海洋冒険ロマンを描いた人気漫画「ONE PIECE」は97年に「週刊少年ジャンプ」で連載が開始され、22年11月には単行本104巻を刊行。同年8月時点で、全世界累計発行部数5億1000万という驚異的な数字を誇る作品だ。その作者・尾田栄一郎氏との、なんとも粋なやりとりを明かしたのは、お笑いトリオ「森山中」大島美幸を妻に持つ、放送作家・脚本家の鈴木おさむ氏である。

 東京都書店商業組合のYouTubeチャンネル〈東京の本屋さん~町に本屋があるということ~〉に出演した鈴木氏は、次のように回想した。

「尾田さんが、扁桃腺か何かで入院された時があったんです。何か贈り物をしようとして、美味しいイチゴと、あと、その時に森三中が水着写真集を作ったんですよ。尾田さんがもしかしたら元気ないかもしれない、笑わせてあげようと思って、その写真集を送ったんです」

 すると今度は、鈴木氏が金属アレルギーから体に発疹ができて…。

「病気になっちゃって、ちょっと仕事できなくなってニュースになったんですね。いきなり家に荷物が届いて…。尾田さんの手紙が入ってて『金属アレルギーということで、金属をチェックする物を送ります』って。相当探すのに時間かかったと思う物で『笑いには笑いで返します』って書いてあったんですよ。僕は一流の人っていうのは、仕事と関係ないところも全力だと思っていて、本当にルフィみたいな人。だから尾田さんの中にルフィがずっといるんだろうし、ルフィの中に尾田栄一郎がいる」

 どうだろう。ただ真似をすればいいというものではないが、2人の発想と行動は、場合によっては万人に参考になるものではなかろうか。

(所ひで/ユーチューブライター)

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