かっぽう着やピンクの研究室を考案し、「小保方晴子」をアイドル研究者にしようともくろんだ上司の笹井芳樹教授。2人の“不適切な関係”が報じられる中、笹井氏は他にも美人研究者を物色しては“笹井ガールズ”を培養しようとしていた。野望に満ちあふれたその計画とは──。
小保方晴子氏(31)が所属する理研研究所発生・再生科学総合研究センター。そのセンター長である竹市雅俊氏は6月26日、読売新聞などのインタビューでSTAP(スタップ)細胞の有無についてこう答えた。
「否定的な状況証拠が増えている。小保方氏自身の実験で決着をつけたい」
体調を崩して入院した小保方氏だが、5月下旬から数回センターを訪れ、
「生き別れた息子を探しに行きたい」
と、実験参加への意気込みを語っている。しかし、理研側の意図は彼女の考えるような好意的なものではないと、科学部記者が語る。
「理研は、小保方氏が来年3月までに実験を成功させなければ、STAPは存在しないと発表します。ズルができないように、厳重な監視の下で実験をさせます。失敗すれば彼女の科学者生命は終わりです」
息子探しどころか、小保方氏には「市中引き回しのうえ獄門」の刑が申し渡されるということである。
そもそも今回の問題がここまで大きくなったのは、最初の報道発表を派手にやったことが原因と言えよう。注目を集めすぎたゆえに、次々と小保方氏の不正が露見してしまったからである。
祖母からもらったという「かっぽう着」は伊勢丹で買ったものだった。ピンク色の実験室で、ばっちりメイクを施し実験を演じた小保方氏だが、全て演出であったことも明らかになった。
「化粧がビーカーなどに落ちると正確なデータが取れないので、女性研究者はほとんどノーメイクです。部屋をピンクに塗ったらホコリが見えにくいし、薬品に耐性のある白衣着用は常識です。最初から全てがウソだったわけです」(前出・科学部記者)
これらは小保方氏の上司である笹井芳樹教授の提案によるものだった。笹井氏といえば、ES細胞の権威として国内外に知られ、ノーベル賞候補とまで言われた人物である。なぜ彼は、研究とは関係ない「演出」に腐心したのか──ある京都大学関係者が衝撃的な情報をもたらした。
「『小保方さん』は笹井先生が作り出したコマの一つなのです。彼は連携大学院制度によって京大医学部に教室を持っています。そこでも女性研究者を物色していたのです」
笹井氏が女性を探す背景には、iPS細胞の山中伸弥教授への強烈な嫉妬があったという。