SMAP騒動が収まったと思ったら、今度はSTAP騒動が再燃した。
STAP細胞論文の不正問題で世間を騒がせた小保方晴子・元理化学研究所研究員が28日に手記を出版した。
タイトルは「あの日」(講談社)で、14年1月に発表した論文の不正疑惑が浮上してから論文撤回に至るまでの詳細をつづっている。
前書きでは、〈ここまで社会を大きく騒がせたこの出来事に対し、このまま口をつぐみ、世間が忘れていくのを待つことは、さらなる卑怯な逃げであると思い、自分の持つ弱さや未熟さもさらけだして、この本の中に真実を書こうと決めました〉とつづり、小保方氏は責任を逃れるために死ぬことも考えたという。
「手記は『混入犯に仕立てあげられた』とあるように、言い訳に終始。上司だった笹井芳樹氏がこの騒動で亡くなっていますし、遺族や関係者は気分が悪いでしょうね。そもそも、あれだけ嘘をついていた人の本に本当のことが書かれているとは誰も思わないのでは」(週刊誌記者)
小保方氏の手記出版に対する世間の反応は実に冷ややかだ。ネット上では「えっ、人のせい? 本当に図太い女」「結局、STAP細胞はあるの? ないの?」「お金稼がないと大好きなヴィヴィアンが買えないもんね」「言い訳本は買いません」「人が一人死んでるというのに印税ガッポリ? 文春で独占告白すれば済んだ話」とブーイングの嵐だ。
著書の前書きを〈最初から人生をやり直すことができたとしても、私はやはり研究者の道を選ぶだろうと思います〉と結んだ小保方氏だが、大方の反応は「頼むからやめてくれ」に違いない。