昨年7月に総額約6億円を超える巨額投資トラブルで松竹芸能を退社し、芸能活動を休止していたTKO・木本武宏が都内で釈明会見を開いたのは1月23日。あれからしばらくが経過し、芸能界から厳しい声が聞こえてきた。
騒動後、初めて公の場に登場した木本、は問題の経緯を説明して謝罪。20年にパワハラ騒動で松竹芸能を退社した相方の木下隆行も途中から出席し、コンビでの再出発を宣言している。
和田アキ子はパーソナリティーを担当する「ゴッドアフタヌーン アッコのいいかげんに1000回」(ニッポン放送)でこの会見に触れると「ちょっとぼやけるね、会見の内容が」とバッサリ。木下の登場にも疑問を抱いたといい、金銭トラブルの謝罪だけにすべきだったと咎めた。
JFN系ラジオ「SUNDAY NIGHT DREAMER」に生出演した有吉弘行も「何のための会見だったのか、全くよくわからない」として、TKOの復活に「木本が全額を返済してからでもよかったのでは」と疑問を呈している。芸能ライターも、会見の不評ぶりを次のように解説するのだ。
「事件の経緯を話す木本がときおり、ニヤニヤと笑みを浮かべることがあった。芸能関係者の間では『本当に反省しているのか』と反感を買っています。謝罪のみならず、途中で相方を呼んで今後のプロモーションをした態度も、批判の対象に。和田も有吉も同じ感想のようで、会見は失敗だったと言えますね」
2月5日に大阪で開催されるTKOのトークライブ「喋るTKO」のチケットは即完したようだが、業界内で失った信頼を取り戻すには、かなり時間がかかりそうなのである。
(鈴木十朗)