ワールドカップも決勝トーナメントに突入、強豪国ばかりのサバイバルレースが熱さを増している。それとともに今回のブラジル大会で再び話題に上っているのが、ラフプレーだ。
「グループH組の韓国―ロシア戦で、韓国のキ・ソンヨンが危険なプレーでイエローカードを受けたのですが、中国のメディアが『韓国人の本性が現れた』と批判を書きました。ソンヨンは、ワールドカップ前の親善試合でガーナの選手をタックルで負傷させている“前科”持ちなんです」(サッカー記者)
また、韓国戦ではサポーターが客席から相手国の選手にレーザーポインターを照射する客席込みのラフプレーがよく見られ、今大会でも話題になっている。他にもウルグアイの選手がコロンビアの選手に、キックボクシングまがいの蹴りを入れるなど、勝ちたいという気迫がそうさせるのか、ラフプレーが続出しているのだ。
「ウルグアイと言えば、イタリア戦ではルイス・スアレスの噛み付き疑惑が持ち上がりました(笑)」
蹴りだ、噛み付きだと、まるでプロレスの話のようだが、国の威信をかけた戦いにどうしても勝ちたいという気持ちがそうさせるのだろうか。
そう言えば、新たな日本代表監督にアギーレ氏が決まったと報じられているが、アギーレ氏は過去、プレー中の相手国選手に蹴りを入れて退席処分になったというエピソードの持ち主。おとなしい日本代表には、それぐらいの猛者がちょうどいい?