7月2日、初のオールタイムベストアルバムを発売し話題になった、歌手の長渕剛だが、先日、元マネージャーに訴えられていることが発覚するなど、前途は多難だ。
「長渕から暴力行為を継続的に受けていたため、退職願を出したところ、監禁され、首を絞めるなどの暴力を受けたというものです。長渕の弁護士は『事実無根』と言っていますが、真相は今後の裁判で明らかになるでしょう。暴力といえば、長渕の父親は警察官で、とても厳しく正義感が強い反面、母親に暴力を振うことも少なくなかったといいます。父を『反面教師』とし、暴力を嫌っていたものの、感情が抑えられず父のように手を出してしまう。そんなジレンマに苦しんできたと思いますよ」(芸能関係者)
一方、母親への愛情は強く、母親が童謡を歌ってくれたことが最初に音楽を好きになったきっかけだという。過去には母親のことで暴力をふるったこともあるという。出版関係者が語る。
「うちの会社で長渕さんの本を出版することになりました。担当が長渕さんと同じ鹿児島出身だったため、和気藹々とした和やかな雰囲気で取材や撮影が進んでいたのですが…。雑談中、担当者が、『地元の友達から聞きました。お母さん入院されてるんですよね?』と言った途端、長渕さんが激怒。その場で殴ってしまったんです。当時、長渕さんはお母さんの入院を隠していて、絶対に触れられたくないことでした。担当者は隠しているとは思わず、悪気なく聞き、逆鱗に触れたわけです。会社としては訴えるか検討したものの、本の出版もあり、担当者も自分の発言に反省があったので訴えないことに落ち着きました。長渕さんにとってお母さんはそれだけ大きな存在という事でしょう」
長渕は過去に「家族との暮らしが全ての出発点」と語っている。両親は既に亡くなっているが、彼に与えた影響はずっと残るのだろう。