催涙スプレーを用いた犯行が多発している。社会部記者が語る。
「ルフィ強盗団のように、計画的に犯行に及ぶ強盗が話題になっている一方、昨年から都内を中心に、無計画な路上強盗が横行しているんです」
路上強盗の多くは強盗致傷事件として扱われ、裁判では裁判員裁判で裁かれるケースがほとんどだ。司法担当記者が明かす。
「最も多いのは、催涙スプレーを用いた犯行です。東京・日暮里で路上強盗に及んだケースでは、一人の男性に目をつけて催涙スプレーで襲撃。現金などを奪い、逮捕されました。裁判では『誰を狙うのか』という質問に、被告人は『ブランドものを羽織ったジジイ』『歩きスマホをしている人』と証言。催涙スプレーを吹きかけて、前が見えなくなっているうちにボコボコにする手口です」
また、秋葉原も危険地帯となっているようで、
「スマホを買った人間が直後に狙われ、スマホを奪われました。夜間、防犯カメラのない裏路地を歩く時も注意が必要です」(前出・社会部記者)
駅のホームや通路、路上など、あらゆるところに歩きスマホ人間はいる。仮に襲われた場合、前を見て歩かない自業自得と思うべきか…。