あの「言い訳会見」で日本中を敵に回した、日本大学アメリカンフットボール部の内田正人前監督と井上奨前コーチ。5月6日に日大と関西学院大学の定期戦で起きた「悪質タックル事件」で、加害者となった宮川泰介選手の「反則指示があった」との告白会見の内容を、内田前監督と井上前コーチが真っ向から否定し、宮川選手に責任をなすりつけた。日大関係者は、両者の証言の乖離について、次のように内情を明かす。
「実は15日に日大の常務理事会が開かれ、内田前監督を擁護することで決定した。これを境に宮川家が日大に不信感を募らせ、大きな溝ができたことは確かです。宮川選手の父親がこの日、代理人弁護士に相談をしています」
日大サイドはあくまで、前監督と前コーチを擁護する姿勢をとったわけだが、この瞬間、日大ブランドは音を立てて崩れ始めていた。
まずは球界の日大離れだ。巨人との公式スポンサー契約が解除されると同時に、阪神、ヤクルト、DeNA、楽天など6球団も球場内の「スポーツ日大」の看板掲出を取りやめたのだ。
そして最大の痛手は、競泳界のヒロイン、池江璃花子が突きつける三行り半。来年4月の日大進学が内定していたのだが──。
衝撃の事態の内幕について、5月29日発売の週刊アサヒ芸能(6月7日号)が詳報している。