坂口健太郎が日本テレビ系の4月期土曜ドラマと、7月期の日曜ドラマ(読売テレビ制作)で、2クール連続主演を務める。放送担当記者が解説する。
「4月期は医療ドラマで元医者役、7月期はサスペンスでの刑事役と、双方でクールなキャラを演じるそうです。2クール分のドラマを一人の主演が務めたり、局をまたいでの連続主演は時折見かけますが、同じ系列局で異なるドラマに連続主演というのは前代未聞ですよ」
坂口は15年に「コウノドリ」(TBS系)で連ドラ初出演後、16年にNHK朝ドラ「とと姉ちゃん」でブレイクし、21年の「おかえりモネ」で二度目の朝ドラ出演を果たしたことで再ブレイク。昨年は大河ドラマ「鎌倉殿の13人」で北条泰時を演じる一方で、「競争の番人」(フジテレビ系)で主演するなど、まさに出ずっぱり。だが、さすがに同局2クール連続は、物議を醸しているようだ。
「4月期の方は、5月にジャニーズを退所するKing&Princeの平野紫耀が主演する予定だったと一部で報じられ、坂口の起用も伝えられていました。そのため、驚きの声は少ないようですが『他の俳優はいなかったのか』との指摘もあります。4月期でコケれば7月期も引きずる可能性もあることから、いくら売れっ子の坂口とはいえ、プレッシャーはかかるでしょうね」(前出・放送担当記者)
ただし一方で、芸能ライターはこんな見方を示す。
「日テレの土曜ドラマの主演は、これまで多くのジャニーズタレントが担い、現在放送中の『大病院占拠』は櫻井翔、その前の『祈りのカルテ』も玉森裕太(Kis‐My‐Ft2)が演じている。日曜ドラマについても、4月期の『だが、情熱はある』が高橋海人(King&Prince)と森本慎太郎(SixTONES)のW主演と、ジャニーズだらけ。その点で、安直にジャニーズタレントが起用されなかったことについては、好意的に受け止められているようです」
坂口が連続2役の演技で「キャラの差別化」をどう図るのかが見ものである。