3月に始まるWBCの日本代表キャンプが2月17日からスタート。水面下では担当メディアのつばぜり合いが、早くも始まっている。
メジャーリーグに所属する参加5選手のうち、ダルビッシュ有以外の4選手は、宮崎でのキャンプには参加しないことが決まった。
「そうなると当然のように、目玉はヤクルトの村上宗隆になる」
と話すのは、スポーツ紙デスク。ネタになる4番打者の「奪い合い」が繰り広げられているからだ。続けて、
「ある在京テレビキー局は、毎週末ごとに東京から女子アナを現地に派遣して、ご機嫌伺いする構えです。一方で新聞記者の中には、村上との仲の良さを周りに知らしめるために、アピールばかりを優先させる者がいたり…」
面白いのは、村上が全くもってなびいていない点だろう。
「沖縄から宮崎に飛行機で移動する際も接触を試みた記者がいましたが、村上は『ちょっとスタッフに呼ばれていますから』とその場を離れ、空振りに終わった。完全に魂胆がバレて距離を置かれているにもかかわらず、記者本人は全く気付いていないそうです」(侍ジャパン関係者)
ゴマすり戦法を軽々と見破る侍ジャパンの4番に、キャンプ前から軍配が上がっている。