今年5月にKing & Princeを脱退する「平野紫耀潰し」が露骨さを増している。
キンプリは昨年11月に平野、岸優太、神宮寺勇太がグループ脱退とジャニーズ事務所退所を発表。5人でのリリースが最後となるシングル「Life goes on / We are young」は2月28日付けの「オリコン週間シングルランキング」で自己最高となる初週売上103.2万枚を記録。初週ミリオン突破を果たした。
一方、5月以降も事務所に残留し、3月3日公開の映画「ドラえもん のび太と空の理想郷」に声優として出演した永瀬廉のインタビュー記事が週末、各スポーツ紙芸能面のトップを飾ったのだが、
「永瀬のインタビューは、平野の爆弾発言への当てつけでしょう。平野は2月24日発売の『月刊TVnavi』(産経新聞出版)のインタビューで、ジャニーズ事務所で活躍の場が広がったのは決していいことだけではなかった、という趣旨の発言をしています。『できなくなることが増える』『自分は悪くないのに謝らなきゃいけない』など、事務所批判ともとれる踏み込んだ発言で、ファンを驚かせました。平野を炎上させんとする煽りコメントが散見されたものの、逆に平野を擁護するファン=『ティアラ』達から返り討ちにあった。ニューシングルが発売初週でミリオン突破したのも、脱退組を推すティアラの結束の強さを証明した格好です」(芸能記者)
「悪くないのに謝罪させられた」発言で思い出されるのが、元SMAPの中居正広、草なぎ剛、稲垣吾郎、香取慎吾が2016年1月18日の「SMAP×SMAP」(フジテレビ系)生放送内で謝罪させられた「公開処刑」だ。
SMAPファンはジャニーズ事務所にブチギレし、放送倫理・番組向上機構(BPO)サイトのサーバーが落ちるほどに抗議が殺到した。先の芸能記者は、
「キンプリもSMAP同様、6人でスタートしたグループです。岩橋玄樹がパニック障害で脱退。その後、岩橋と仲が良かった平野ら3人が脱退。事務所に残留するキムタクと永瀬がゴリ推しされるところまで同じです。『SMAP×SMAP』公開処刑の轍を踏まぬよう、日本テレビは3月3日の新年度改編説明会で、キンプリの冠番組は新年度も現状維持すると発表しました」
このタイミングでSMAP公開処刑が再燃すると、その場を提供したフジテレビの春の月9ドラマ、木村拓哉主演「教場0」にも影響が出るかもしれないが、
「といっても、平野たちに地上波へのこだわりはなく、韓国や中国、北米でのショービジネス志向が強い。ミリオンセラーを買い支えたティアラは、これからもライブ動員を牽引していくでしょう」(前出・芸能記者)
SMAP公開処刑から7年。ティアラ達はジャニーズ事務所が推しメンに圧力をかければかけるほど、結束を固めるたくましさを身につけたようだ。