ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で連日スーパープレーを見せた、日本代表初の日系人選手でMLBカージナルスのラーズ・ヌートバー。中国戦、韓国戦で連日見せたダイビングキャッチのプレーに加え、ヒーローインタビューでは気の利いたアメリカンジョークを披露するなど、今や大谷翔平や佐々木朗希と並ぶほどの人気選手だ。
WBC会場の東京ドームでは、ヌートバーの「ペッパーミルをグリグリする」ポーズにちなんだ「ペッパーミル応援タオル」が発売されるなど、ヌートバーフィーバーに沸いている。
「難関の南カリフォルニア大学出身で、精悍な顔立ちに低いイケボイスでアメリカンジョークを連発するヌートバーは、普段野球に興味のない女性ファンを取り込みました。『ヌートバー』という名前が、スニッカーズみたいなキャラメルやヌガーの入ったチョコバーを連想させると女性ネットユーザーの間で大盛り上がりしています」(スポーツジャーナリスト)
実際、2年前の米・FOX2ニュースで、「カージナルスの新人・ヌートバーが自分の名前にちなんだシリアルバーやエナジーバー、キャンディバー、チョコバー、そしてアパレルを扱うために『NOOTBAAR』など複数の商標を出願中」と報じられもした。
「このヌートバー人気にあやからない手はないと、ライセンス商品に乗り気なのは、本人よりオランダ系米国人の父親と聞きます。そうなると、『ヌートシリアルバー』『ヌートチョコバー』『ヌートキャンディバー』を商品化したい一家と思惑が一致するのは、やはりロッテでしょうか」(前出・ジャーナリスト)
準々決勝以降も同様の活躍を見せれば、商品化された「バー」の売れ行きは、もはや保証されたようなものだろう。