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「3回8失点」「防御率30.86」メジャーデビューの藤浪晋太郎に早くも「マイナー降格」の危機

 今年メジャー入りしたアスレチックスの藤浪晋太郎が、4月2日(日本時間)に行われたエンゼルス戦で、記念すべきデビュー戦のマウンドに立った。

 この日、先発投手として登板した藤浪は、3番DHで出場した大谷翔平を内野ゴロに打ち取るなど、1回と2回をパーフェクトに抑える上々の立ち上がりを見せた。

 ところが3回を迎えるや、突如として崩れ出し、四球と連続安打で先制点を献上。さらに、無死満塁で大谷に左翼フェンス直撃の適時打を浴びると、続く一死満塁の場面でも適時打を浴びて合計6点を献上し、3回途中で無念の降板。ちなみにこの回、アスレチックスは11点を奪われ、試合は13対1でエンゼルスが圧勝した。

 終わってみれば「3回8失点」「防御率30.86」という、惨憺たる成績。日本のメディアは「メジャーの洗礼」「ほろ苦デビュー」などと報じ、当の藤浪も「考えすぎて変化球中心になってしまった」などと試合を振り返ったが、藤浪の今後は国内メディアや本人が想像している以上に厳しいものになる可能性がある。

 メジャーリーグの契約システムに詳しいスポーツジャーナリストが指摘する。

「藤浪はアスレチックスと1年契約を結んでメジャー入りしました。しかしこれは『1年間を通じてメジャーの試合に出場できること』を保証しているわけではありません。藤浪が次回以降も不甲斐ないピッチングを続ければ、シーズン途中で『マイナー降格』か『DFA』を言い渡される可能性があります。DFAは『戦力外通告』と邦訳されることが多いわけですが、メジャーリーグでは事実上、マイナー降格とほぼ同じ意味で使われています」

 そしてこのスポーツジャーナリストは、次のように藤浪の今後を案じるのだ。

「マイナー降格後、メジャー昇格のチャンスをつかめなければ、契約期間が切れる1年後に自由契約通告、すなわち事実上の解雇通告を言い渡されるかもしれません」

 試金石となるのは次回の登板。藤浪の大奮起に期待したい。

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