14年ぶりの世界一奪還に沸いたWBC。熱狂冷めやらぬ中で、プロ野球も開幕した。今季のペナントを制するのはどの球団になるのか。熱戦に期待が寄せられるが、侍ジャパンを支えた妻たちの間では、すでに雌雄が決しているようで‥‥。
WBCの優勝セレモニー後、メジャー流のはからいで、選手の家族たちもグラウンドに降りて、喜びを分かち合った。大谷翔平(28)やダルビッシュ有(36)らメジャー選手と記念撮影する光景が繰り広げられたわけだが、中でもひときわ目を引いたのが、侍ジャパンの妻たちだった。
ヤクルトの左腕エース、高橋奎二(25)の妻で元AKB48の板野友美(31)を筆頭に、西武の源田壮亮(30)の妻である元乃木坂46の衛藤美彩(30)、レッドソックス・吉田正尚(29)が惚れ込んだ妻で、モデル出身のゆり香さん(30)などなど。まさに「美人妻軍団」が勢ぞろいしていた。
ところが、どの美人妻とも違った風格を漂わせる女性がいた。ダルビッシュの妻で、元レスリング世界女王の山本(現・ダルビッシュ)聖子(42)だ。かつてはヤンチャで鳴らしたダルビッシュが人として変わるキッカケになったのが山本との出会いだったと自身も認めている。それゆえ、「オフは妻と家事を分担」と公言するまでの紳士然とした夫に“変身”していた。これも同じアスリートとしてリスペクトし合っている証しで、内助の功どころか夫をみごとに操縦していると評判なのだ。
その手腕を、山本は自身のツイッターでも発揮していた。優勝セレモニー後の記念写真としてダルビッシュと大谷に挟まれての3ショットをアップしたが、
〈全世界の大谷君のファンの皆様のために、手は回してません。笑 #本気で〉
と書き込んでいる。咄嗟の判断で右手は夫の腰に手を回しても、大谷がいる左手は前に出したというのだ。これには「さすがの配慮」「そういう細かな気遣いがダルビッシュさんの支えになっているんですね」とネット上からも感嘆の声が上がったほど。また、別の日には、大会直前の負傷で無念の辞退となったカブスの鈴木誠也(28)のTシャツ持参で応援に駆けつけたことも明かしている。そこには鈴木の妻である元新体操選手の畠山愛理さん(28)のアカウントも添えられていた。侍ジャパンは「ダルビッシュ中心に結束した」と言われるが、美人妻軍団も山本を中心に結束を固めているという。スポーツ紙記者はこう話す。
「子育ての先輩ママでもある聖子さんは、侍ジャパンの妻たちの“相談相手”にもなっているそうです。また、アメリカ生活も長く、愛理夫人はもちろんですが、メジャー移籍した選手たちは、ほとんどダルビッシュ家族と食事していますね。慣れないアメリカでの生活やメジャーでの妻たちとの付き合い方など、選手以上に家族は不安が大きいですから。聖子さんの存在は、いろんな意味で心強く、侍ジャパン妻たちの支柱になっていたと言えます」
もはや美人妻軍団を取り仕切る存在と言っても過言ではないだろう。
現に「苦手と感じる野球選手の妻は?」というネット記事で1位が板野、山本が2位という不本意な結果が出るや、山本は「誰か私のことを好きと言って」とSNSに投稿。目くじらを立てない切り返しに、美人妻軍団トップに立つ貫禄を見せつけたのだった。