「巨人戦のチケットがまだ余ってる」
野球ファンの間で、そんな驚きの声が上がっている。
4月11日から13日まで巨人VS阪神戦の3連戦が東京ドームで行われるが、3日間とも11日の時点で十分に購入可能な状況で、かつて「プラチナチケット」などと呼ばれた「伝統の一戦」の人気は見る影もないのだ。スポーツライターが語る。
「大手チケットサイトを見ると、外野スタンドやその近くでドリンク1杯無料の『クラフトカウンター席』は応援する雰囲気を味わえるためか、即座に売り切れたようです。ところが内野指定席などは11日当日でさえ、かなり売れ残っている状況。しかも皮肉なことに、一部指定席ではビジターの3塁側の方が、早い段階でソールドアウト。平日とはいえ、巨人のホームゲームとしては寂しい限りです」
巨人は開幕直後こそ3連勝したものの、その後の5連敗で5位(11日時点)に転落。一方の阪神は2位で、売れ具合の差はその勢いの表れとも言えるが、
「巨人が弱い上に、球場に足を運んでまで見たい選手がいないという、目玉のなさが原因でしょうね。新加入では広島から出戻った長野久義やソフトバンクから入った松田宣浩はいますが、いずれもレギュラーではない。若手ではオコエ瑠偉はそこまでの華がなく、イキのいい門脇誠や中山礼都は、坂本勇人しだいで、まだ定着できない。総じて見どころがないのです」(前出・スポーツライター)
その坂本についても、こんな指摘がある。
「昨年の中絶スキャンダル以降、球場ではヤジが凄い。しかもお下劣な内容の罵声が飛び交うため、スタンドでは戸惑う親子連れを見かけます。特に阪神戦などはオープン戦での坂本へのヤジ騒動から考えても痛烈なブーイングが予想されることから、余計に子供を連れていけないと思う親御さんは多いのでは」(巨人ファン歴40年のエンタメ誌ライター)
球団としても、客を呼べない原采配となると、放置はしておけないだろう。