理由は「右大腿二頭筋長頭肉離れ」だった。それもそのはず、6月下旬から1軍登録を外れているだけに、巨人・坂本勇人のオールスター(7月19日、20日)出場辞退の報は当然のことと思えた。
2年連続の辞退となった坂本自身は球団を通じて「オールスターに出場できることも励みにしていたので残念です。1日でも早くグラウンドに戻れるように頑張ります」とコメントした。選手間投票で選ばれた坂本の状態は今、どうなっているのか。
「7月11日にジャイアンツ球場でフリー打撃を行い『打つことに関しては問題なくやれている』とコメントしています。しかし、走塁や守備にはまだ不安があるとのことで、言葉を濁していました」(スポーツ紙デスク)
これには「数年前の坂本なら、打撃だけでもオールスターに出ていたはず。それくらい日本を代表する選手だった」とするファンの指摘もあるが、
「飲食店でのハレンチ事件、女性への中絶強要や異常な性癖など、たび重なる下半身スキャンダルによって、女性ファンはごっそり減りました。『けつあな男』の応援など恥ずかしいので親子で球場に行くのをやめた、という人も少なくありません。過去の名声を全て台無しにする、汚点にまみれた男のオールスター出場は、華々しい舞台にそぐわない。ケガがほぼ治っていたとしても、オールスターの場では見たくないと考えるファンは多いでしょう」(球界関係者)
オールスターにふさわしい、スター選手の「品位」はもう取り戻せない。
(飯野さつき)