「静止画」からようやく脱した。今春から日本テレビ系列が、「これまで見送っていた米メジャーリーグの動画ニュース素材購入を決断したのだ。
今まで同系列ではメジャリーグのニュース素材については、例えば大谷翔平関連でも試合映像を使うことができなかった。
「そのためスポーツニュースでは練習時の映像と、写真を組み合わせて放送していました。ところが大谷は屋外で打撃練習をするのは稀で、キャッチボールやブルペン投球の動画しか流せない。そこへWBC優勝で一大旋風が起こった。コトここに至って、さすがに試合動画が必要だろうと判断した日本テレビ上層部が、映像管理する大手広告会社に購入を申し出たといいます」（日本テレビ関係者）
近年、メジャリーグはマーケティングを世界規模に広げており、映像使用料は決して安いモノではない。
「2、3年前は年間7億円で他の日本のテレビ局と契約していましたが、今年は最大11億円に増額された。元を取ろうと、開幕戦以降は『ZIP！』『DayDay.』『情報ライブ ミヤネ屋』などの情報番組で、他局以上に大谷情報を流しまくっています」（前出・日本テレビ関係者）
令和の時代に「紙芝居ニュース」からようやく足を洗うことができたのである。
