絶叫錯乱の原因が何なのか側近はわかっているのかもしれないが、思えば最近の清原氏に関しては数々の「奇行」が目撃されている。
「サウナでは胸や腕、ふくらはぎに入った龍の入れ墨を見せつけるようにしていました。威圧感十分でしたよ」(居合わせた客)
さるパ・リーグ関係者も言う。
「毎年12月、ハワイで名球会ゴルフが開催されますが、清原氏は白のTシャツに半ズボンで現れたことがあり、脚と肩付近の入れ墨をわざと見せるようにしていることに皆、驚きました。『あれは何なんだ!?』と大問題になりましたよ」
今年2月21日には、巨人の沖縄キャンプに突然現れ、物議を醸した。何しろそのいでたちたるや、「とてもカタギには見えない」と球団スタッフがアキレるほどだったからだ。白のVネックTシャツに白のスーツ、素足に白い革靴、真っ黒に焼けた顔にちょびヒゲ‥‥。驚いた原辰徳監督が「あれはマズイだろ」と陰でボヤいたのも無理はない。
「広島のキャンプも視察に訪れましたが、朝からロレツが回っていなかった。何を言っているのかよくわからず、首脳陣やスタッフは『酔っ払ってるんじゃないのか』と言い合っていました」(遊軍記者)
清原氏は長男、次男が所属する少年野球チームの試合に、応援のため姿を見せることも。次男が死球を受けた際には、
「オラーッ! 帽子取って謝らんかッ!」
と、小学生の相手投手を恫喝。相手チームの父兄から苦情が殺到したという。
さらに、別の試合で今度は長男が死球を受けると、相手投手が帽子を取って頭を下げたにもかかわらず、清原氏は激高して大声を張り上げた。
「一塁手も謝らんかい、ボケッ、コラ!」
またある時は、
「清原さんの度を越したヤジが原因で騒ぎになり、パトカーが出動したこともありました」(父兄)
仕事を放棄し問題行動連発の清原氏に、球界での居場所はあるのか。
「本人は『俺がやるんやったら監督や。コーチなんかやる気はない』と言っているようですが、あの入れ墨や奇行を見て、オファーを出す球団はない。もし現在の(スポーツ紙の)評論家契約が解除となれば、次に拾ってくれる媒体があるかどうか。テレビ局も清原氏の『使用禁止』を決めている。モデル業を再開した亜希夫人とも薬物騒動後は別居中で、いよいよ経済的に困ってきていますが、野球人としてはもうどうにもならないでしょうね。手を差し伸べるOBや関係者も見当たらないし‥‥」(デスク)
側近の前で大暴れ絶叫したのは、孤立無援の焦りや苦しさも一因だったのかもしれない。