「平和島ルーキーシリーズ」(9月4日【木】~9日【火】)はズバリ、福岡のA2級・塩田北斗を狙いたい。理由は2点あり、1点はちょうど1年前、塩田はこの平和島で万券3連発の離れワザを演じた。その印象が強烈に残っているからである。
まず昨年9月12日の第4R、塩田は3コースから宮地秀祈らをまくって、3連単2万4490円の大穴をあけた。2日後の14日第3R、今度は2コースから大平誉史明を差し、再び3連単2万3370円の主役に躍り出た。さらに同じ日の第9R、4コースから村田修次らをまくり差すと、これがまた3連単1万4030円の高配当だった。
塩田を狙いたい第2の理由は今回のメンバー構成にある。デビュー間もない新鋭たちは最初、地元水面で実戦を積み上げ、次に同じ地区の水面で戦うようになり、やがて実力をつけるにしたがって全国各地の水面に遠征していく。だが今回のようなルーキーばかりのシリーズになると、その水面を走り慣れていない選手が数多く参戦してくる。今回の出場者45人中、実に13人が最近3年間に1度も平和島を走ったことがない。
こうした状況では、塩田のように平和島の走り方を知っている選手が圧倒的に有利。今回も必ず縦横無尽の活躍を見せるだろう。
なお、塩田の次走地は9月16日~19日の「丸亀一般戦」となっている。
◆ボートレース評論家・水上 周
◆アサヒ芸能9/2発売(9/11号)より