市村正親の妻としても知られる女優・篠原涼子。89年にデビューした彼女は東京パフォーマンスドールのメンバーを経て、94年に小室哲哉プロデュースで篠原涼子with t.komuro名義の曲「恋しさとせつなさと 心強さと」で220万枚のヒットを記録。その後は女優として数々の作品に出演を続け、今年でデビュー25周年を迎えた。
「東京パフォーマンスドール時代、彼女がここまでビッグになると予測できた人はいないでしょう。彼女の現在があるのは、間違いなく『公開セクハラ時代』があるからですよ」
こう語るのは、篠原にインタビューしたこともある芸能ライターである。
「これは、篠原が『ダウンタウンのごっつええ感じ』(フジテレビ系)にレギュラー出演していた91年からの約5年間を指します。同番組ではコントに挑戦した篠原ですが、扱いはセクハラそのもの。松本人志に服の中に手を入れられ胸を揉みまれたり、スカートをめくられるなどは当たり前。ほんこん(130R・蔵野孝洋)と無理やりキスをさせられたこともありました」
テレビ関係者も、これにうなずくのだ。
「確かにあの時代の苦労がその後の彼女を支え、女優として開眼したといえますね。過酷な経験が存在感を培い、女優としてのし上がる原動力となった」
毎年、好感度タレントの上位にランクインし続け、視聴率も取れる超人気女優。若くして『揉まれた』からこそ、今がある──。