5月29日の「マイナビオールスターゲーム2023」(7月19日バンテリンドーム、20日MAZDA Zoom-Zoomスタジアム)ファン投票中間発表で、阪神勢が捕手部門を除く8部門でトップに立った。
前回5月26日発表時点では、巨人の大勢に次いで抑え部門2位につけていた湯浅京己が、7300票あまりの差をつけ、大勢を抜き去った。
先発・村上頌樹、中継ぎ・岩崎優、一塁・大山悠輔、二塁・中野拓夢、三塁・佐藤輝明、遊撃・木浪聖也、外野・近本光司と合わせ、9部門中8部門トップと、ペナントレースの絶好調ぶりをそのまま票に反映させる結果となっている。
「交流戦前の巨人3連戦で3タテしたのが大きいでしょうね。好投した大竹耕太郎と才木浩人も先発部門で5位、8位と票を伸ばしてきました。捕手こそ梅野隆太郎と坂本誠志郎を併用している関係で票が割れていますが、2人を足した票は1位の巨人・大城卓三を大きく上回っています。外野手部門ではノイジーが3位、森下翔太も6位と票が伸びてきました。外野手3人も含め、9部門11人を阪神勢が占めるという快挙も夢ではありません」(スポーツ紙デスク)
チームは巨人戦3連勝で今季初の8連勝。貯金は17まで増え、2位・DeNAとのゲーム差は6と、独走態勢でいよいよ交流戦に突入した。
「阪神は特に奇をてらった野球をしているわけではなく、セオリー通りの野球で連勝を重ねている状態です。相手がパのチームに代わっても、この勢いは止まらないのでは」(前出・スポーツ紙デスク)
交流戦でもぶっちぎりの強さを見せれば、タテジマのオールスタージャックはいよいよ現実のモノとなりそうだ。
(石見剣)