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岡田阪神にのしかかる「絶不調でもオールスター大挙出場」という悪夢

 オールスター2023のファン投票・中間発表で、セ・リーグは阪神タイガースがついに全9部門でトップに立つという快挙を成し遂げた。外野手部門3位のノイジーも含め、10人が選出圏内に入ったことになる。阪神の選手以外でセ・リーグ選出圏内は、外野手部門2位の広島・秋山翔吾のみだ。スポーツ紙デスクが解説する。

「阪神は5月の月間成績が19勝5敗と凄まじく、また選手個々の調子も良かったことが、ファンの投票行動を促した形です。セ・パ交流戦に負け越し、チーム状態は下降線なのですが、それでも他球団の選手に抜かれることなく、全てのポジションで1位に立ったのは、阪神ファンのパワーのおかげでしょう」

 ファン投票最終結果は6月28日に発表され、その後は選手間投票、監督推薦を経てプラスワン投票が行われ、出場選手が決定するのは7月14日だ。スポーツ紙デスクが続ける。

「阪神では5月の月間MVPに輝いた大竹耕太郎も、おそらく監督推薦で選ばれるでしょう。ファン投票の最終結果で1位から滑り落ちる選手が出てくるかどうかはわかりませんが、阪神からは11人前後が出場する可能性があります」

 1チームからあまりにも大量の選手がファン投票で選ばれてしまうことには批判もあるが、それだけ阪神の5月までの快進撃が群を抜いていたことの証しだ。

 とはいえ、あまり成績が伴ってない選手が選ばれてしまうことは、オールスター当日のベンチで居心地が悪かろうと危惧するのは、球界OBだ。

「成績を残せていない選手にとって、ファン投票でオールスターに選ばれてしまうことは、針のムシロに座らされるようなもの。阪神は昨年3位だったので、岡田彰布監督もオールスターのベンチに入りますが、監督・選手も含めて、地獄のような気分を味わうことがなければいいのですが…」

 阪神は交流戦で7勝10敗1分けと失速。セ2位DeNAとのゲーム差は、交流戦前に6あったものが18日時点で2まで縮まった。この2チームはリーグ戦再開後、いきなり直接対決する。もし阪神が3タテを食らえば、首位が逆転する状況だ。打線と中継ぎ投手陣が不調に陥った阪神は、ここからが正念場となる。

 ファン投票は締め切られたが、多くの選手が選出されるであろう阪神にとって、堂々とした気分でオールスターに出場するために、これからの戦い方が問われることになる。

(石見剣)

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