ヤクルトの村上宗隆が6月15日、明治神宮球場に新たに設置された「記念モニュメント」の除幕式を行ったが、終始その表情は硬かった。
記念モニュメントは昨季、村上が記録した日本人最多の56本塁打を称え、「56号」の着弾点である右翼席の階段付近に設置されたが、
「村上はメディアの取材に応じモニュメントを指さすポーズを披露したものの、その表情は引きつっているようにも見え、現在の不調ぶりを表しているかのようでした」(スポーツライター)
村上は昨季6月、打率4割1分で14本塁打、35打点の大暴れで月間MVPを獲得。しかし今季の6月は16日の試合終了の段階で、打率2割4分4厘、2本塁打、7打点といまだにバットは湿ったまま。特にひどいのは対右投手の成績で、打率はわずか1割6分2厘。三振にいたっては左投手の約3倍の63を記録している。
「一般的に左打者は左投手に弱いとされますが、村上は右投手より左投手から高いアベレージを残しており、それが規格外の打撃につながっていました。今季も左投手からは打率3割1分3厘を記録しまずまずなのですが、いかんせん右投手が打てなさ過ぎる。他の打者であれば間違いなく右投手の時にスタメン落ちするレベルで、高津監督も頭が痛いでしょう」(前出・スポーツライター)
村上としては過去の好成績を振り返っている場合ではないのだろう。
(ケン高田)