担当するローカル番組でニセ情報を流す「ヤラセ演出加担」で謹慎を食らったにもかかわらず、旅行に出かけて浮かれた様子をSNSにアップ。その時、後輩アナが番組で謝罪のアナウンスをしていたことで、視聴者からの抗議が殺到した。東日本エリアの地上波テレビ局に勤務する男性アナXは、自らがやらかした「許されざる行為」で、クビ申し渡し寸前の醜態を世間に晒すことになったのだが、さらに酷いのは、パワハラ気質の「裏の顔」が発覚したことだった。Xアナの元同僚が振り返る。
「Xはとにかく、お酒と女性が大好物。自分の仕事や趣味、好みを邪魔するヤツは徹底的に排除する。後輩には優しくフォローすることもなく、放置プレイ。それでいて、まごつくと『何やってんだよ!』と人前で叱責を繰り返すんです。今年に入って、Xの言動に嫌気がさして会社を去ったアナウンサーが、またいました」
ただし、Xアナはマルチに仕事をこなす器用さの持ち主。今年になって、系列局を代表して表彰を受けるなどしていた。元同僚が続けて告白する。
「地元スポンサーの社長連中が夜な夜な、Xの要望に沿うように歓楽街での接待を伴う飲食店で、派手にお祝いの会を開催。支払いは当然、社長たちでした。子供はいないが既婚者で、お酒が入るとさらにハラスメント気質の言動が顔を見せる。周囲は『Xは地元の人気者だから…』と、見て見ぬフリでしたが、今回の大失態を機に、風向きが一気に変わった。最近になってXは仕事を再開しましたが、他部署への異動が待ったなしの情勢です」
民放テレビ系列局のトップに輝き、表彰までされた人物が担当番組でヤラセに加担、さらには後輩にハラスメントの連続。週刊誌記者が欲しがる大スキャンダルは今後、はたしてどんな展開を見せるのか。Xは逃げ切ることができるのか。Xの動静を注視したい。
(おわり)