いっこうに調子が上がらない巨人に、いよいよV逸の気配が漂い始めてきた。ベテランの扱いを見ていると、どうもそんな感じなのである。
打率2割3分台と低迷していた巨人のベテラン・丸佳浩は、7月18日に1軍登録を抹消された。推定年俸4億5000万円の丸は、2018年オフに広島から国内フリーエージェント権を行使して巨人に移籍。5年総額25億円と言われる大型契約を結んだが、今シーズンで満了となる。
「移籍当初はそれなりの働きをしていましたが、やはりベテランの域に入り力が落ちてきたのは確かです。原辰徳監督も今シーズンのV逸は絶対に許されない立場でありながら、2軍降格を命じた裏には、他のベテラン勢を含めて振るいにかけている様子が透けて見えます」(球団OB)
今年41歳の中島宏之は7月8日に、長野久義も7月1日にそれぞれ1軍に昇格している。その一方で、4月14日にファーム行きを命じられた松田宣浩は、いまだ声がかからない状況が続いている。前出の球団OBが言う。
「巨人が世代交代の時期に入ったとはいえ、まだまだベテランの力が必要ということ。ただ、誰を残すかは極めて不透明。V逸して原辰徳監督が今オフに電撃退任でもすれば、全員が吹っ飛ぶ可能性さえある」
本当にそうなるのか。