スポーツ

大谷翔平「二刀流」の始まりは迷っていた栗山英樹への古田敦也の「後押し」だった

 元プロ野球選手で野球解説者の古田敦也氏が、7月26日放送の「これ余談なんですけど…」(ABCテレビ)に出演。エンゼルス大谷翔平選手が日本ハムでプロ1年目の時、当時監督の栗山英樹氏から大谷の「二刀流」について相談された際の秘話を明かしていた。

 大谷のドラフト当時の話になり、古田氏は日ハム入団1年目にフリーバッティングを見た際、バックスクリーンにバンバン放り込んでいたと回想。さらに余談として当時の栗山監督とのエピソードを明かした。

 古田氏がインタビューに出向くと、栗山監督が座った瞬間まだマイクを着ける前に「フルどうしたらいいかな?」と言ったとか。当時は投手をやれというOB、打者としてのほうが凄いというOBがいた頃で、さらに「どうしたらいいんだ俺は?」と口にしたという。

 そこで古田氏は、

「クリさん、あのフリーバッティングを見たら絶対バッターだし、あのピッチング見たらピッチャーですから、両方やるしかないですよ」

 と答えると、栗山監督は「やっぱそうだよな」と納得。

 古田氏は、

「最初は迷われていましたね。それは本当にどっちも良すぎて。当時から、あんなやつ今までいなかったよっていうぐらい」

 と振り返っていた。

 7月27日(日本時間28日)、タイガースとのダブルヘッダーで、2番・投手で出場した1試合目ではメジャー初完投・初完封。2番・指名打者で出場した第2試合で2打席連続の37号、38号を放った大谷。こんな異次元の活躍も、日ハム時代に二刀流で押し通したからこそできたといえるが、栗山監督の決断には古田氏のアドバイスが少なからず影響していたのかもしれない。

(鈴木十朗)

カテゴリー: スポーツ   タグ: , , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    デキる既婚者は使ってる「Cuddle(カドル)-既婚者専用マッチングアプリ」で異性の相談相手をつくるワザ

    Sponsored

    30〜40代、既婚。会社でも肩書が付き、責任のある仕事を担うようになった。周囲からは「落ち着いた」なんて言われる年頃だが、順調に見える既婚者ほど、仕事のプレッシャーや人間関係のストレスを感じながら、発散の場がないまま毎日を過ごしてはいないだ…

    カテゴリー: 特集|タグ: , |

    これから人気急上昇する旅行先は「カンボジア・シェムリアップ」コスパ抜群の現地事情

    2025年の旅行者の動向を予測した「トラベルトレンドレポート2025」を、世界の航空券やホテルなどを比較検索するスカイスキャナージャパン(東京都港区)が発表した。同社が保有する膨大な検索データと、日本人1000人を含む世界2万人を対象にした…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , |

    コレクター急増で価格高騰「セ・パ12球団プロ野球トミカ」は「つば九郎」が希少だった

    大谷翔平が「40-40」の偉業を達成してから、しばらくが経ちました。メジャーリーグで1シーズン中に40本塁打、40盗塁を達成したのは史上5人目の快挙とのこと、特に野球に詳しくない私のような人間でも、凄いことだというのはわかります。ところで、…

    カテゴリー: エンタメ|タグ: , , |

注目キーワード

人気記事

1
長与千種がカミングアウト「恋愛禁止」を破ったクラッシュ・ギャルズ時代「夜のリング外試合」の相手
2
暴投王・藤浪晋太郎「もうメジャーも日本も難しい」窮地で「バウアーのようにメキシコへ行け」
3
日本と同じ「ずんぐり体型」アルプス山脈地帯に潜む「ヨーロッパ版ツチノコ」は猛毒を吐く
4
侍ジャパン「プレミア12」で際立った広島・坂倉将吾とロッテ・佐藤都志也「決定的な捕手力の差」
5
怒り爆発の高木豊「愚の骨頂!クライマックスなんかもうやめろ!」高田繁に猛反論