「ジャパン・フード・セレクション」が盛り上がりを見せている。これは日本オリジナルの食品審査、認定制度のことだ。
一般社団法人「日本フードアナリスト協会」に所属する2万3000人のフードアナリストを対象としたアンケート調査や、研修を受けたフードアナリストが審査員となって一次審査、二次審査、最終審査を行い、最大100項目の審査内容について数値化して受賞食品を決定。食品のプロであり、なおかつ消費者目線も持つフードアナリスト資格者が審査員となることで(写真は審査員の面々)、生活者に役立つ情報を届けようというものだ。
「キリン『本麒麟』、サントリー『金麦』、マルハニチロ『横浜あんかけラーメン』、ウィッシュボンの『しっとりフルーツブラウニーストロベリー』、ウェルファムフーズの『宮城県産森林どり むね肉』などなど、お酒からスイーツまで多様な食品がグランプリや金賞を受賞しています。このところ応募を毎月多くの会社からいただき、9月からは大阪でも審査会を開催いたします。日本の食は素晴らしいので、どんどん評価していきたいですね」(日本フードアナリスト協会・横井裕之理事長)
商品の評価機関として有名なものには「モンドセレクション」がある。こちらは食品に限らず、飲料、化粧品、ダイエット・健康食等を対象に、ベルギーにある民間企業が審査や認証を行っている。近年ではサントリーの「ザ・プレミアム・モルツ」が金賞を受賞した。
日本の食が盛り上がることで、より日本が活発化する。不景気な日本と言われないためにも、おいしい日本の食を盛り上げることが大事だ。